トレードで機能するサポレジの引き方5選|サポレジを使ったトレード手法も解説
サポレジは水平線を使った相場分析の基礎であり、最も多くのトレーダーが注目しているテクニカル指標といっても過言ではありません。
「トレードでより機能するサポレジの引き方を知りたい。」
「よりレベルアップしたサポレジを使った取引手法はあるのか?」
サポレジは基礎ではあるものの活用方法は奥が深いので、上記のような要望や疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
この記事では、サポレジの基礎からトレードでより機能する引き方のコツ、実践で使えるトレード手法に至るまで、以下8項目で解説します。
- サポレジの意味をおさらい
- サポレジの確認がなぜトレードで重要なのか?
- サポレジの見つけ方と引き方の基礎
- トレードで効くサポレジを引くためのコツ
- Fintokeiで役立つサポレジを使ったトレード手法
- サポレジをトレードで使う際の注意点
- サポレジを使ってFintokeiに挑戦する
- まとめ
サポレジの意味をおさらい
サポレジは、「サポートライン」と「レジスタンスライン」をまとめて表すトレード用語であり、「レジサポ」と呼ばれることもあります。
サポートラインとは、価格が下落した際に支えられて反発する可能性が高いラインです。
過去に多くのトレーダーが買い注文を入れた価格帯であり、市場参加者の買い意欲が強いポイントとなります。
一方で、レジスタンスラインとは価格が上昇した際に抑えられやすい水準を示すラインです。
レジスタンスライン付近では、多くのトレーダーが利益確定や新規売り注文を行うので売り圧力が強くなります。
サポートラインとレジスタンスラインは表裏一体
サポートラインとレジスタンスラインの両者はトレードにおいて切り離せない関係を持っています。
たとえば、価格が上昇してレジスタンスラインを突破した場合、それが今度はサポートラインとして機能することがあります。
同様に、サポートラインを下回った場合には、今度はそのラインがレジスタンスラインになることがあるのです。
上記のように、レジスタンスラインがサポートライン、またサポートラインがレジスタンスラインに変わる状況は「レジサポ転換」と呼ばれます。
サポートラインとレジスタンスラインを別々に捉えるのではなく、相互に変化し得るものとして理解しておくことが重要です。
サポレジの確認がなぜトレードで重要なのか?
サポレジを確認しておくことは、以下3つの理由からトレードで重要だとされています。
- 全てのトレーダーが注目しているといっても過言ではないから
- サポレジがトレンド発生や転換の壁になるから
- 資金管理の目安としても使えるから
全てのトレーダーが注目しているといっても過言ではないから
インジケーターは人によってどれを使っているかが異なる一方で、サポレジは個人トレーダーから大口トレーダーに至るまで、多くの市場参加者が注目する指標です。
多くのトレーダーがサポレジを買いポイントや売りポイントの共通認識として意識しているので、テクニカル分析において非常に機能しやすいのです。
ただしサポレジは目立つ価格帯があれば無限に引くことができるので、なるべく多くの市場参加者が意識している価格帯に引けるかが重要になります。
サポレジがトレンド発生や転換の壁になるから
サポレジは、トレンド発生や転換の壁になることから、その後の相場の動向を見極める重要なサインとなります。
たとえば、価格がレジスタンスラインを明確に超えた場合、多くのトレーダーが新規に買いポジションを取ったり、売りの損切り注文をしたりするので上昇トレンドが加速します。
一方で、レジスタンスラインを突破できなかった場合には、反発を確認した多くのトレーダーが売り注文を入れるので反落が起こりやすくなります。
このようにサポレジ付近では多くのトレーダーの思惑が錯綜し、トレンドの起点となるので注目しておく必要があります。
資金管理の目安としても使えるから
サポレジは、トレードにおける資金管理の目安としても非常に役立ちます。
たとえば、価格がサポートラインを下回った場合を損切りの基準とすることで損失を限定することができます。
また、買いポジションを保有した際はレジスタンスラインを利確ポイントとして活用することも可能です。
このようにサポレジをエントリーだけでなく、損切りや利確の目安として活用することで、リスクをコントロールしやすくなります。
サポレジの見つけ方と引き方の基礎
サポレジを引くためには、まず以下のポイントを意識してサポレジになりそうな価格帯を見つける必要があります。
- 過去チャートにおける高値や安値
- 100円や110円といったキリの良い価格帯
サポレジになりそうな価格帯を見つけたら水平線を引いて、そのラインがチャート上で機能しているか確認します。
チャート上で複数回反発している場合、そのラインがサポレジとして機能する可能性が高いと考えられます。
トレードで効くサポレジを引くためのコツ
トレードで機能するサポレジを引くためのコツとして、以下の5つを紹介します。
- 2~3回反発している箇所に注目する
- 上位足から引いていく
- フィボナッチツールを使う
- ヒゲか実体で引くか迷ったらゾーンで引く
- フィボナッチツールを使う
2~3回反発している箇所に注目する
サポレジを引く際には、価格が2~3回反発しているラインであるかを目安にしましょう。
反発回数が多いとそれだけ多くの市場参加者に意識されていると判断できるものの、そろそろブレイクする可能性が高まるため注意が必要です。
他の市場参加者に注目されすぎる前に、いち早く今後機能しそうなレジサポを見つけるためにも2~3回が目安となります。
上位足から引いていく
サポレジは1分足や5分足などの短期足から、週足や月足のような長期足まで無限に引くことができますが、重要視するべきなのは上位足のサポレジです。
なぜなら上位足で引いたサポレジは、短期足のラインと比べて長い間テクニカル分析が機能しやすいからです。
目安としては、エントリーする時間足の2~3個上の時間足からレジサポを引くことがおすすめです。
また上位足のサポレジを太いラインで表示するなどして目立たせると、いちいち上位足を確認する手間が省けてトレード判断が素早くなります。
ヒゲか実体で引くか迷ったらゾーンで引く
サポレジを引く際に「ヒゲ」で引くべきか「実体」で引くべきか迷うことがよくあります。
迷った場合は、一本のラインにこだわらず、価格が多く反発した「ゾーン」として捉えると良いでしょう。
ゾーンで引くことで、価格がわずかにラインを超えた際の「だまし」を回避するためにも役立ちます。
フィボナッチツールを使う
フィボナッチツールの中でも、フィボナッチリトレースメントは特にトレンド相場でサポレジを見つける際に役立ちます。
トレンドの押し目や戻りを探す際に、38.2%、50%、61.8%といったフィボナッチラインで価格が反発するケースがよくあるのです。
とりあえずトレンド相場を見つけたらフィボナッチリトレースメントを引いてみて、価格が反発していないか確認してみましょう。
Fintokeiで役立つサポレジを使ったトレード手法
Fintokeiで役立つサポレジを使ったトレード手法として、以下の3つを紹介します。
- レンジ相場中にサポレジにタッチでエントリー
- サポレジをブレイクしたタイミングで順張りエントリー
- サポレジのだましを活かした逆張り
レンジ相場中にサポレジにタッチでエントリー
レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下を繰り返すため、サポートラインやレジスタンスラインがエントリーポイントとして機能しやすくなります。
たとえば買い取引の場合、価格がサポートラインに到達して反発を確認した場合にエントリーを行い、レジスタンスラインで利確を目指します。
なお下記チャートでは、サポレジで反発したタイミングでダブルトップも形成されているのでなお取引の精度が高いです。
損切りは、エントリー根拠にしたラインを明確に下回ったり、上回ったりした箇所に設定します。
サポレジをブレイクしたタイミングで順張りエントリー
サポレジを相場価格が明確にブレイクした場合、その方向に順張りでエントリーします。
具体的には、レジスタンスラインを上抜けた場合、そのラインが新たなサポートラインとして機能する可能性が高いため、押し目を待って買いエントリーを行います。
サポレジのブレイクを活用した手法では、ローソク足の終値が明確にラインを突破したかどうかを確認することがだましを避けるためにも重要です。
損切りは、突破したラインを再び反対方向にブレイクしたポイントに設定します。
サポレジのだましを活かした逆張り
サポレジを価格がブレイクしたものの、すぐに逆行して元の価格帯に戻った場合、そのだましを活用して逆張りを狙うことができます。
たとえば、価格がレジスタンスラインを突破した後、すぐに下落して再びそのラインを下回った場合、大量の損切り注文が発生し、さらなる下落を引き起こすことがあります。
この動きを利用して売りエントリーを行うことで利益を狙うことができます。
だましを活用する際には、ローソク足の出来高や終値がラインを大きく超えていないかを確認して本当にだましかどうかを見極めることが重要です。
サポレジをトレードで使う際の注意点
サポレジをトレードで使う際には、以下の2点に注意しましょう。
- サポレジはいつかはブレイクする
- だましが発生することがある
サポレジはいつかはブレイクする
サポレジはトレードで非常に役立つものの、永遠に機能するわけではありません。
市場のトレンドや参加者の心理が変化することで、サポートラインやレジスタンスラインはいつかブレイクされるので「絶対的なライン」として過信しないことが重要です。
特に何度も反発しているラインはそれだけ多くのトレーダーが注目しており、これが逆に新たなトレンドが始まるきっかけとなる場合があります。
サポレジはトレンド方向にブレイクする可能性が高いので、サポレジをトレード根拠にする場合でもトレンド方向への順張りは意識したほうがよいでしょう。
だましが発生することがある
サポレジをブレイクしたと思われる値動きが発生しても、それが「だまし」であるケースもよくあります。
だましを避けるためにもインジケーターやチャートパターンなど、他のテクニカル指標と組み合わせて活用することがおすすめです。
たとえば、以下チャートで、移動平均線タッチとサポレジのタッチが被っているので、より強いトレード根拠となります。
サポレジを使ってFintokeiに挑戦する
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。
Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。
初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。
今回紹介したサポレジを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、サポレジの基本的な意味や引き方、さらにトレードでの活用方法について解説しました。
サポレジは、価格の反発やブレイクを見極めるための重要なテクニカル指標であり、多くのトレーダーに注目されています。
特にトレンドの発生や転換の壁となる場面でその威力を発揮しますが、資金管理の目安としても活用できるため、初心者から経験者まで幅広いトレーダーに役立ちます。
サポレジの基本を押さえたら、Fintokeiで実践に進む準備を整えてみてはいかがでしょうか。