ドル円やゴールドのpips計算が簡単になるツールやインジケーターを紹介！

トレーダーであれば、SNSやネット上での「◯◯pips獲得！」という投稿や、取引ツール上に「◯◯pips」と表示されているのを見かけることがあるでしょう。

pips（ピップス）とは、相場で発生する価格変動の最小単位を示す用語ですが、銘柄によって1pipsがどれくらいの価格を表すのかが異なります。

例えば、ドル円の場合1pipsは0.01円（1銭）を表しますが、ユーロドルの場合1pipsは0.0001ドルを表します。

この記事では、pipsの基本的な概念から、通貨ペアごとの具体的な計算方法、そしてpipsを簡単に計算できるツールの活用方法などを以下の項目で詳しく解説します。

• pipsとは？わかりやすく解説
• 銘柄別のpips計算方法
• pips計算を簡単にしてくれる2つのツール
• pipsで損切りを判断するのは避けるべき
• まとめ

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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

≫プロップファームFintokeiとは？おすすめする理由や始め方を紹介！

pipsとは？わかりやすく解説

pips（ピップス）とは、相場で発生する価格変動の最小単位を示す用語であり、「1pips＝0.01円（1銭） 」を表します。

例えば、ドル円（USD/JPY）が110.00円から110.01円へ動いた場合、1pips（110.01円-110.00円＝0.01円 ）の変動があったと判断できます。

ただし他の通貨ペアでは、pipsの値が異なる場合があります。

例えば、ユーロドル（EUR/USD）などの小数点第4位まで表示される通貨ペアでは、1pips＝0.0001ドルです。つまり、1.1000から1.1001に変動すると1pipsとなります。

また、pipsを使うことで以下のように損益を計算することができるようになります。

• 【クロス円】：獲得pips×取引数量×0.01
• 【ドルストレート】：獲得pips×取引数量×0.0001

銘柄別のpips計算方法

1pipsがどれくらいの価格変動を表すのかは、銘柄によって異なります。

ドル円（USD/JPY）とユーロドル（EURUSD）、ゴールド（XAU/USD）について、具体的なpips計算方法を見ていきましょう。

ドル円（USD/JPY）のpips計算

ドル円では「1pips＝0.01円（1銭）」です。

ドルの価格表示は「110.00」のように小数点第2位（1銭単位）で表されているので、小数点第2位部分を見ることで以下のようにpipsを簡単に計算できます。

（決済価格 − エントリー価格）× 100 ＝ 獲得（または損失）pips

例えば以下のような取引をした場合、15pips（（110.15-110.00）× 100 ＝15pips）の利益を獲得したことになります。

• エントリー価格：110.00円
• 決済価格：110.15円

また取引数量（ロット数）別に、pipsの変動による損益を以下の表にまとめました。

EURUSD（EUR/USD）のpips計算

ユーロドルでは「1pips＝0.0001ドル」です。

したがって、以下のような計算式でユーロドルのpipsを計算することができます。

（決済価格 − エントリー価格）× 10,000 ＝ 獲得（または損失）pips

例えば以下のような取引をした場合、50pips（（1.1050-1.1000）× 10 ＝50pips）の利益を獲得したことになります。

• エントリー価格：1.1000
• 決済価格：1.1050

また取引数量（ロット数）別に、pipsの変動による損益を以下の表にまとめました。

ゴールド（XAU/USD）のpips計算

ドル建てゴールドでは「1pips＝0.1ドル（10セント）」です。

したがって、以下のような計算式でドル建てゴールドのpipsを計算することができます。

（決済価格 − エントリー価格）× 10 ＝ 獲得（または損失）pips

例えば以下のような取引をした場合、100pips（（1,960.00-1,950.00）× 10 ＝100pips）の利益を獲得したことになります。

• エントリー価格：1,950.00ドル
• 決済価格：1,960.00ドル

また取引数量（ロット数）別に、pipsの変動による損益を以下の表にまとめました。

pips計算を簡単にしてくれる2つのツール

1pipsがいくらを表すのかを都度計算することを面倒に感じるトレーダーにおすすめなのが、pips計算を自動化してくれるツールです。

Fintokeiの取引で使えるpips計算を自動化してくれるツールとして、以下の2つを紹介します。

• ピップ値ツール
• pips表示インジケーター

ピップ値ツール

Fintokeiでは、プロトレーダーへ挑戦するトレーダーのためにトレードで役立つさまざまな取引計算ツールを提供しています。

中でも「ピップ値」ツールは通貨ペアやアカウントの基準通貨、アカウントの種類を選択した後、ロット数を入力すると必要証拠金や現在の換算額を自動で計算してくれます。

ピップ値ツールは、FintokeiのマイページであるMyFintokei（マイフィントケイ）内の「学習＆ツール」メニューから使うことができます。

Fintokeiでは無料トライアルも実施しているので、無料トライアルへ登録して取引計算ツールを活用してみましょう。

MyFintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

≫MyFintokei（マイフィントケイ）の使い方や見方を解説

pips表示インジケーター

Fintokeiの取引プラットフォームでは、チャート上から簡単にpipsを表示・確認できるインジケーターを外部からダウンロードして使うことができます。

例えば、「keys_Pips_Ruler」というインジケーターをFintokeiの取引プラットフォームに適用すると、以下のようにチャート上からpipsを簡単に確認できるようになります。

他にもチャート左上に獲得pipsを表示できるインジケーターなどもあるので、目的に合わせたインジケーターを導入してみましょう。

pipsで損切りを判断するのは避けるべき

「-10pipsで損切り」といった固定pipsでの損切り設定をしているトレーダーもいますが、これは適切なリスク管理とは言えません。

損切りはpipsではなく、資金に対する金額ベースで設定するべきです。

なぜなら以下のように同じ10pipsであっても、ロットサイズ（取引量）によって損益が大きく変わるからです。

• 0.01Lot（1,000通貨）で10pipsの損失 → マイナス100円
• 1Lot（100,000通貨）で10pipsの損失 → マイナス10,000円

上記の場合、同じ10pipsの損切りであっても実際の損失には100倍の差があることが分かります。

したがって損切りは1回のトレードで許容できる損失額を基準に設定するようにしましょう。

まとめ

この記事では、pipsの基本概念から銘柄ごとの計算方法、そしてpips計算を簡単にするツールやリスク管理の重要性まで詳しく解説しました。

pipsの計算方法を理解することで、損益の管理がスムーズになったり、他のトレーダーがどのような取引戦略を取っているのかを理解しやすくなったりします。

しかしpipsにこだわりすぎて、固定pipsで損切りを判断してしまうなどの間違った使い方をしてしまわないようには注意しなければなりません。

Fintokeiの「ピップ値ツール」や「pips表示インジケーター」などの便利なツールを活用して、より精度の高いトレードを目指してみましょう。