スイングトレードに最適な銘柄の探し方|簡単ルーティンで実践

限られた時間で無理なくトレードに取り組みたいと考える人に向いているのが、スイングトレードです。
しかし、いざスイングトレードを始めようと思っても、どの銘柄を選べば利益を狙いやすいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、最初は「わかりやすい上昇トレンド銘柄」を選び、押し目買いを狙うシンプルなルールを徹底することが、スイングトレード成功への近道です。
この記事では、スイングトレードで安定的に利益を積み上げるために必要な銘柄の選び方について以下の項目で詳しく解説します。
- スイングトレードに向いている銘柄の特徴とは?
- スイングトレードの銘柄探しはテクニカルかファンダメンタルズのどっちが優先?
- スイングトレードの銘柄探しに役立つツール3選
- 【実践編】スイングトレード向きの銘柄の探し方
- スイングトレードの銘柄の資金配分はどうすればいいのか?
- まとめ
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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
スイングトレードに向いている銘柄の特徴とは?
スイングトレードで銘柄を探す際に、特に押さえておきたい以下の4点を紹介します。
- トレンドが明確、かつトレンド転換が近い
- 上昇と下落のリズムが分かりやすい
- 出来高が安定している
- テーマ性・話題性を持ちつつ、加熱しすぎていない
その1:トレンドが明確、かつトレンド転換が近い
長い期間ポジションを保有するスイングトレードでは、利益を伸ばしやすくするためにトレンドが明確な銘柄を選ぶ必要があります。
トレンドが曖昧な銘柄を選んでしまうと、今後上昇するか下落するかの確率が五分五分となり、スイングトレード本来の「トレンドに乗る」という戦略が成立しにくくなります。
さらにトレンド転換が近い銘柄も、有利な価格帯でポジションを保有できる点でスイングトレードでは狙い目です。
有利な価格帯で銘柄を保有できれば大きな利益を期待できるだけでなく心理的にも楽になるため、「安値で買って、高値で売る」という意識は忘れないようにしましょう。
その2:上昇と下落のリズムが分かりやすい
一定のリズムで押し目や戻り目を形成する銘柄は、エントリーや利確のタイミングを判断しやすくなり、無駄な取引を減らすことができます。
例えば大陰線や大陽線が頻繁に出現する乱高下する銘柄では、どこで買うべきか、どこで売るべきかを判断するのが難しくなります。
一方で、比較的きれいなトレンド波形を描き、押し目ごとに移動平均線付近で反発するような銘柄であれば次に買うタイミングを時間的にも予測しやすくなります。
こうした上昇と下落の周期が分かりやすい銘柄を選べば、取引のリズムを掴みやすく、焦りや迷いが減り、計画的に落ち着いたトレードができるようになります。
その3:出来高が安定している
出来高が一定水準で推移している銘柄は、トレンドが持続しやすく、予想外の値動きに振り回されにくい傾向があります。
安定した出来高は市場参加者の関心が継続しているサインでもあり、トレンドの信頼性を高めます。
出来高が極端に少ない銘柄では、一部の大口取引によって価格が大きく変動するリスクがあり売買タイミングを見誤りやすくなります。
さらに理想を言えば、出来高が緩やかに増加傾向にある銘柄がベストです。これは新たな資金流入が起きている兆候であり、今後のトレンド継続や上昇余地を示唆するからです。
その4:テーマ性・話題性を持ちつつ、加熱しすぎていない
テーマ性とは、例えば世界的に注目されているAIや再生可能エネルギー、あるいは為替市場であれば金融政策や地政学リスクに絡む動きなど、市場全体が意識している材料を指します。
こうしたテーマ性や話題性が高い銘柄は、自然と投資家の注目を集めやすく資金が流入しやすい、つまり明確なトレンドが形成されやすい傾向にあります。
ただしテーマ性があるだけでは不十分です。
なぜなら注目を集めている銘柄の中にはすでに価格が急騰して過熱しているものがあり、選んでしまうと高値掴みのリスクが高まるからです。
注目テーマに乗っているものの価格が大きく上昇しきっていない、そのような銘柄がスイングトレードに向いているといえます。
スイングトレードの銘柄探しはテクニカルかファンダメンタルズのどっちが優先?
結論から言えば、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」どちらか一方を絶対視する必要はありません。
なぜならテクニカル分析とファンダメンタルズ分析はそれぞれ異なる視点を提供し、互いを補完するものだからです。
例えば、為替市場で考えてみましょう。
金融政策や経済指標などのファンダメンタルズ要因で注目を集めている通貨ペアがあっても、RSIが70を超えて過熱していれば短期的な反落リスクを考慮しなければなりません。
逆にテクニカル分析上では上昇トレンドが出ていても、ファンダメンタルズ的に悪材料が多い場合はトレンドが続かない可能性もあります。
とはいえスイングトレードの初心者であれば、まずテクニカル分析を重視するのが現実的です。
チャートから売買タイミングを判断できるようになることで、短期売買の基礎が身につきます。
ある程度チャートが読めるようになった中級者以上であれば、ファンダメンタルズ分析を取り入れ、テーマ性や材料の強弱を加味した銘柄選びを目指すとより精度の高い取引ができるようになります。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析のどっちを使えばいいのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫テクニカル分析とファンダメンタル分析どっちを使うべき?使い分け方を解説!
スイングトレードの銘柄探しに役立つツール3選
様々な銘柄をスクリーニングして、スイングトレード向きの銘柄を探す際に役立つツールとして、以下の3つを紹介します。
- 移動平均線
- RSI
- 通貨強弱インジケーター
移動平均線
移動平均線ではトレンドの方向性を可視化できるため、上昇トレンドや下降トレンドを形成している銘柄を効率的に絞り込むことが可能です。
具体的には移動平均線が上向きに推移しており、価格がその上に位置している銘柄を選ぶと、上昇トレンドに乗りやすいと言えます。
さらに、移動平均線との乖離率にも注目することで、相場の過熱感を測ることができます。
乖離が大きくなった銘柄は短期的な調整が入りやすいため、エントリーのタイミングを慎重に見極める必要があります。
スイングトレードではどの設定の移動平均線を使えばいいのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫移動平均線の最強期間設定とは?おすすめ設定を取引スタイル・手法別にも紹介!
RSI
RSIは価格の過熱感を判断するために非常に有効な指標であり、特にエントリータイミングを絞り込みたいときに役立ちます。
具体的にはRSIが30%付近まで下落している銘柄は「売られすぎ」と判断され、反発の可能性を探る対象となります。
一方でRSIが70%を超えている銘柄は「買われすぎ」となり、短期的な調整局面を迎える可能性が高まります。
銘柄探しでは、RSIが30〜50%の範囲にあり、なおかつ中長期トレンドが上向きの銘柄を狙うと、押し目を拾いやすくリスクを抑えたエントリーが可能です。
RSIのおすすめの設定期間については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫RSIの期間設定のおすすめは「14」なのか?複数の設定を比較しポイントを解説
通貨強弱インジケーター
特に為替取引でスイングトレードをする際、強い通貨と弱い通貨の組み合わせを選ぶことで、トレンドに乗りやすくなります。
例えば、通貨強弱インジケーター上で米ドル(USD)が強く、日本円(JPY)が弱いという状況なら、USD/JPYの買いポジションを狙うのが合理的です。
が数日〜数週間持続する強弱の流れを見つけるためにも、4時間足や日足などの中長期チャートでインジケーターの状況を確認するようにしましょう。
おすすめの通貨強弱インジケーターについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【Fintokei対応】無料で使える通貨強弱インジケーターのおすすめ3選
【実践編】スイングトレード向きの銘柄の探し方
スイングトレードで実際にどのような手順で銘柄を探していけばよいのか、テクニカル分析を中心にする探し方と、ファンダメンタルズ分析中心にする探し方の2つを紹介します。
テクニカル分析中心の探し方
25日移動平均線が上向きで、価格がその上に位置している銘柄をスクリーニングで抽出します。
さらにRSIが30~50%付近の押し目圏にある銘柄に絞り込むと、上昇トレンド継続中のエントリー好機を探しやすくなります。
また、チャート上でダブルボトムや逆三尊などの反転パターンが確認できる銘柄も、転換局面を狙う上で有力な候補になります。
テクニカル分析中心の銘柄探しでは、最終チェックとしてファンダメンタルズも軽く確認するのがおすすめです。
直近に重要な決算発表や大きな経済イベントが控えていないかをチェックしておくことで、急変リスクを抑えたスイングトレードが可能になります。
ファンダメンタルズ分析中心の探し方
直近で業績上方修正を発表した企業や、注目テーマに関連する銘柄をピックアップします。
為替取引の場合も、例えば金融政策の変化や経済指標の好転によって強さを増している通貨を探すことが基本になります。
ただし、テーマや材料だけで飛び乗るのではなく、価格がすでに過熱していないかをテクニカル指標(たとえばRSI)で最終チェックすることが重要です。
ファンダメンタルズ分析中心で銘柄を探す場合も、テクニカル分析を併用することで、エントリータイミングの精度を高めることができます。
スイングトレードの銘柄の資金配分はどうすればいいのか?

スイングトレード初心者なら1〜5銘柄、経験者なら5〜10銘柄程度に分散するのが理想です。
ただし単純に資金を均等に割り振るだけではなく、相場環境や通貨ペアの特性に応じて資金配分調整することも有効な戦略です。
例えばドル円(USD/JPY)と豪ドル円(AUD/JPY)をスイングトレードの対象とするとします。
より流動性が高く値動きが安定しているドル円に多めの資金を配分し、値動きの荒い豪ドル円には控えめに配分することで、急な価格変動リスクをコントロールできます。
まとめ
この記事では、スイングトレード向きの銘柄の探し方について、実践方法から資金配分まで含めて詳しく解説しました。
スイングトレードで安定して利益を積み上げるためには、銘柄選びをシンプルに考えることが大切です。
最初は迷わず、わかりやすい上昇トレンド銘柄から取引を始めましょう。
移動平均線が上向きで、押し目を形成しながら堅実に上昇している銘柄を選ぶことで、売買タイミングの判断がぐっと容易になります。
また毎回ゼロから銘柄を探そうとするのではなく、選び方をルーティン化しておくことも重要です。
スクリーニング条件やチャートのチェックポイントをあらかじめ決めておくことで、無駄な迷いを減らし、取引の精度を高めることができます。
※スイングトレードにおいては、サーバー時間の深夜や市場のオープン・クローズ付近では流動性が低下し、スプレッドが広がる傾向があります。したがって、この時間帯での取引には注意が必要です。