【簡単】RCIの3本取引手法を徹底解説!長期、中期、短期の見方も紹介

RCI(順位相関指数)は、相場の買われすぎや売られすぎを判定できるオシレーター系インジケーターの一つです。

RCIは1本でも使うことができますが、3本の異なる設定期間を組み合わせて使いこなせるようになるとより精度の高い取引判断ができるようになります。

「RCIの3本を使った取引手法ってどういうもの?」

「短期・中期・長期のRCIの見方や使い方が知りたい!」

3本のRCIを組み合わせると聞くと、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、RCI3本の見方から、実際の取引に役立つコツや取引手法に至るまで、以下の項目で徹底的に解説します。

  • RCIとは
  • RCIは3本組み合わせて使うと効果が高い
  • RCIの長期、中期、短期3本の見方とは
  • RCIを3本使う際のコツ
  • RCIを3本使った取引手法
  • RCI3本と他のインジケーターの組み合わせ
  • RCIを3本使う際の注意点
  • RCIを使ってFintokeiに挑戦する
  • まとめ

RCIとは

RCI(順位相関指数)は、相場における買われすぎ・売られすぎを-100%から+100%の範囲で判断できるオシレーター系インジケーターです。

RCIの基本的な見方は、主に以下の3つです。

  • -80%以下は売られすぎ、+80%以上は買われすぎ
  • 0%をクロスした方向にトレンドが継続
  • ダイバージェンスはトレンド転換サイン

RCIでは、-80%以下は売られすぎ水準、+80%以上は買われすぎ水準だと判断できます。

したがって-80%を下から上回ったタイミングで買い、+80%を上から下回ったタイミングで売りという使い方が基本です。

またRCIの中央値である0%はトレンド継続の判断ができる重要な基準となります。

0%を下から上にクロスすると上昇トレンド継続、上から下にクロスする下落トレンド継続のシグナルです。

RCIの見方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIとは?5つの基本的な見方や使い方を解説|設定期間やRSIとの違いも紹介

RCIは3本組み合わせて使うと効果が高い

RCIを使った取引精度を高めたいという場合は、長期、中期、短期3本のRCIを組み合わせて使うと効果的です。

具体的な期間設定は以下の通りです。

  • 長期RCI: 52期間(白色)
  • 中期RCI: 26期間(水色)
  • 短期RCI: 9期間(赤色)

異なる設定期間のRCIを表示することで、相場の短期、中期、長期の動向を同時に把握できるようになり、より多角的な分析でトレード判断ができるようになります。

4本以上のRCIを表示することも可能ですが、情報量が増えすぎると環境認識が複雑になり、かえって判断が難しくなります。

シンプルさを保ちつつ、相場状況を効率よく把握できる適正本数が3本なのです。

RCIの設定については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIのおすすめ設定期間とは?3本の組み合わせやデイトレ向きの最強設定も紹介!

RCIの長期、中期、短期3本の見方とは

長期、中期のRCIで相場の大きなトレンドを把握し、短期でエントリータイミングを見つけるのが基本的な見方です。

それぞれの見方について解説します。

RCIの長期(52期間)の見方

長期RCIは長期トレンド、つまり相場の全体的な方向性を把握するために使用します。

具体的には、長期RCIが80%以上に位置している場合、長期上昇トレンドの可能性が高く、-80%以下に位置している場合は長期下落トレンドだと判断します。

また長期RCIが買われすぎ、売られすぎ水準に張り付いている場合は、強いトレンドが安定して続いていると判断できます。

RCIの中期(26期間)の見方

中期RCIは、長期RCIと併せて相場の大きな方向性を確認するために使います。

ただし中期RCIは長期と比べてより短い時間枠でのトレンドを示すので、デイトレードやスキャルピングなどより短期的な取引戦略の策定に役立つのです。

見方は長期RCIと同じです。そして中期RCIが長期RCIと同じ方向を示している場合、そのトレンドの強さが確認できます。

ただし中期RCIが長期RCIと異なる動きを示す場合、トレンドの変化が近い可能性があるため注意が必要です。

RCIの短期(9期間)の見方

短期RCIは、価格の動きに最も敏感に反応する特徴です。

したがって、相場の大きなトレンドの中で発生する押し目や戻りなど、有利な価格でエントリーするために役立つ価格変動を捉えられるので、エントリータイミングを図るのに適しています。

中長期RCIが強いトレンドを示している中で、その反対方向に短期RCIが買われすぎまたは売られすぎ水準での売買シグナルを発したタイミングでエントリーです。

RCIを3本使う際のコツ

RCIを3本使う際は、以下3つのコツを意識することでより取引精度を高められます。

  • 長期、中期のRCI方向には逆らわない
  • RCIのクロスにも注目する
  • 3本線が絡み合っている時は順張り取引をしない

長期、中期のRCI方向には逆らわない

長期と中期のRCIが同じ方向を示している場合、そのトレンド方向に逆らわない取引をするようにしましょう。

相場では大きな流れの方向に強いトレンドが発生する可能性が高いです。

したがって、長中期のRCI方向に逆らわないようにすることで損切りとなるリスクを減らせるだけでなく、よりスムーズに利益を狙えるようになるのです。

RCIのクロスにも注目する

RCIでは、移動平均線のようにゴールデンクロスやデッドクロスを利用した取引シグナルを確認することができます。

長期、中期、短期それぞれのゴールデンクロスやデッドクロスもエントリータイミングを図るために役立ちます。

  • ゴールデンクロス(短期RCIが長期・中期RCIを上回る):買いシグナル
  • デッドクロス(短期RCIが長期・中期RCIを下回る):売りシグナル

3本線が絡み合っている時は順張り取引をしない

RCIの3本線が絡み合っている状態は、相場に方向性がない(レンジ相場である)ことを示しています。

方向感のない相場では特に順張り取引を控えるようにしましょう。

レンジ相場では逆張り取引が有効ですので、後に詳しく解説します。

RCIを3本使った取引手法

RCIを3本を使った取引手法について、順張りと逆張り2つの手法を解説します。

順張り手法

まずは長期・中期のRCIを確認して、相場のトレンド方向を把握します。トレンド方向を確認したら、その方向にエントリーします。

例えば長期・中期のRCIが80%付近で張り付いている場合、上昇トレンドが発生していると判断できるので買いエントリーを狙います。

そして短期RCIが-80%(売られすぎ水準)に到達し、上を向き始めたタイミングでエントリーです。

利益確定は、目立つ水平線の到達だけでなく、ダイバージェンスの発生なども目安にすると良いでしょう。

逆張り手法

逆張り手法は、レンジ相場で特に有効です。

まずはRCIの3本線(短期、中期、長期)が互いに絡み合っている場合、相場はレンジ状態にあると判断できます。

レンジ相場であることを確認した上で、短期RCIが+80%(-80%)を上回った(下回った)のちに、反転し再度クロスしたタイミングでエントリーです。

利益確定は、RCIの短期線が中央の0%付近に戻ったときや、再度エントリー方向とは逆の逆張りのシグナルが発生したときに行います。

レンジ相場では、利益目標を小さく設定し、早めの確定を心がけることが重要です。

RCI3本と他のインジケーターの組み合わせ

RCIを他のインジケーターと組み合わせることで、さらに取引の精度を高めることが可能です。

ここでは、移動平均線とボリンジャーバンドを組み合わせた例をそれぞれ解説します。

移動平均線との組み合わせ

RCIと移動平均線を併用することで、トレンドの強さと方向性をより明確に判断できるようになります。

具体的には、RCIのシグナルと同方向に移動平均線も傾いているかを確認すると順張り取引の精度が高まるでしょう。

また長期・中期RCIの方向と移動平均線の方向が一致しているかを見ることもおすすめです。

ボリンジャーバンドとの組み合わせ

ボリンジャーバンドは価格のボラティリティを視覚的に分かりやすく表示できるインジケーターであり、±2σバンドを使った逆張りエントリーが広く知られています。

RCIの逆張りタイミングとボリンジャーバンドの逆張りタイミングが一致すれば、逆張り取引の精度がさらに高まります。

RCIを3本使う際の注意点

RCIを3本組み合わせて使うことで取引の精度を高めることができますが、以下2点に注意するようにしましょう。

  • だましが発生する可能性もある
  • エントリーゾーンに入ったとしてもすぐに売買しない

だましが発生する可能性もある

RCI3本の使い方について解説しましたが、どの状況でもシグナル通りに値動きが推移するとは限りません。

特に経済指標発表時のようなボラティリティ高い相場下では、テクニカル分析通りに価格が発生せずだましが発生する可能性が高いです。

だましを完璧に避けることはできないので、エントリー前に損切りの逆指値を設定しておくなどリスク管理をしっかりと行うようにしましょう。

エントリーゾーンに入ったとしてもすぐに売買しない

RCIは価格や時間に順位をつけて計算、表示されているため、RSIとは違って価格の変動幅が考慮されていません。

したがってRCIが±80%の水準を超えても、反転せずトレンドが持続する可能性があるので、買われすぎや売られすぎゾーンに入ってすぐのエントリーは避けましょう。

エントリーゾーンへ到達した後、エントリーを狙っている方向に短期RCIが反転したことをしっかりと確認することが重要です。

RCIを使ってFintokeiに挑戦する

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

今回紹介したRCIを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

まとめ

長期、中期、短期RCIの見方から、3本のRCIを活用した取引手法にいたるまで詳しく解説しました。

3本の異なる設定(短期、中期、長期)のRCIを組み合わせることで、より多角的に相場分析ができるようになるので、精度の高い取引判断ができるようになります。

1本のRCIを使いこなせている方は、ぜひ3本のRCIを使った取引手法もマスターしてみてください。

そしてこれらの手法を活用して、Fintokeiのプロトレーダーをぜひ目指してみましょう。

最速でプロトレーダーへ!高額資金での取引をスタートしませんか?