【大会後インタビュー】スタートダッシュ!デモトレード大会第8位兼業トレーダーKさん
Fintokei初となるスタートダッシュ!デモトレード大会へご参加いただいた皆様お疲れ様でした!
この度、大会第8位を飾った兼業トレーダーKさんより、大会後インタビューをお伺いさせていただきました。
1)スタートダッシュ!デモトレード大会での入賞、おめでとうございます!今回の勝利に結びついた取引戦略と、辿り着くまでについて教えていただけますか?
ありがとうございます、取引戦略としては主に自作のEAを用いてトレードを行いました。 大会中の取引銘柄は、USD/JPY, EUR/JPY, AUD/JPY, CAD/JPY, GBP/JPY, CHF/JPYの6つで、エントリー方向は買いのみでのトレードを行いました。いわゆるキャリートレードのような戦略で、Fintokeiでのプロップトレーダーチャレンジを行う際に用いていた手法をそのままデモトレード大会でも使用した形になります。実際、大会中はスワップポイントは付かなったのですが、結果的には入賞できてとても満足しています。
この戦略に辿り着いた経緯を説明しますと、まずあらゆる投資銘柄を比較した際にスワップポイントがつくFXでのトレードが一番の魅力に感じたのと、そのような金利差がある通貨ペアでは、マーケットが一方向に動きやすく規則性も出やすいと個人的には思っていますので、EAとの相性も考えて現在の手法に至りました。。
2)大会全体を通じて、どのようにリスク管理し、取引ポジションが収益性を維持しましたか?また遵守した具体的なリスク管理手法や原則はありますか?
はい、リスク管理として徹底していたのは、無闇にロット数を上げないようにすることです。もちろん、相場の局面によってはロット数を上げる必要もあるのですが、大会参加中は入賞するにはどれくらいのリターンを得る必要があるのか全く判断がつかない状態でしたので、大会の前半はどんなにドローダウンが発生しても退場しないようなロット数に設定していました。具体的なロット数だと1つの銘柄で0.1ロットくらいです。大会終盤では、ある程度リターンも増えてきたので最終的に倍の0.2ロットに増やしています。
3)市場は常に不安定で予測できない状況が多くありますが、 大会中に直面した困難な状況の例と、それを切り抜けた方法を教えていただけますか?
マーケットに関したことではないのですが、大会中に稼働させていたEAの仮想サーバが不具合で定期的にサーバ落ちしてしまうようになった時はとても焦りました。私自身、普段は別のプラットフォームでの取引を行なっていて、大会指定のプラットフォームでのEA稼働は今回の大会で初の試みでした。そのため動作検証もあまりできていない状態での取引だったので予期しない問題がいくつも発生しており、サーバ落ちもその一つでした。最終的には、サーバ落ちの原因が突発的なメモリ使用率の上昇だと気づき原因が特定できたのでダウンタイムは2日程度で済みました。原因特定の期間は、自分で調査をするのはもちろんですが、Fintokeiのサポートデスクに問い合わせをさせていただき、助言をいただけたことで取引の機会損失を最小限に抑えることができました。Fintokeiの手厚いサポートにはとても感謝をしております。
4)トレーダーにとって重要となるマインドセットですが、特に大会中で厳しい瞬間にトレードの意思決定を行う際、どのように感情と規律を維持しますか?
私はEAでの自動売買で取引を行うので、裁量トレーダーほどマインドは取引に影響しないのですが、ドローダウンが大きくなった場合にEAを手動で停止させたくなってしまう時はあります。これは自分がトレードをする上での規律に反するのですが、やはり大会中となると不安も大きくなり普段ならしない行動をとりがちです。そのような場合の対策として自分が行なっているのは、過去検証を改めて再度行なってみる、ということです。ドローダウンが過去のデータから想定内の範囲なのか、そうでないかを確認し大抵の場合は想定内の範囲ですので、検証内容を根拠にして気持ちを落ち着かせることが肝要なのかなと思います。また、経験則的にはドローダウンが大きいなと感じた時にはそこが大体”底”なのでそのままEAを稼働させておいた方が損失が少ないような気がしています。
5)トレード争いに勝つためには適応性が必要とされますが、市場状況の変化や予期せぬ展開に応じて戦略をどのように調整しましたか?
1ヶ月の短い期間での大会でしたので戦略自体は変えていないのですが、市場の変化に対応できるようなEAを作成するようには意識しています。具体的なポイントとしては、一つのEAに対して必ず大きい時間軸で監視するインジゲーターと小さい時間軸のインジゲーター両方を組み合わせて使用することです。基本的なことですが、これを意識することで急なトレンド転換にも即座に対応できるようになりました。
6)Fintokeiのデモトレード大会に参加して得た教訓はありますか?
当たり前のことなのですが、大会のルールはよく読むということですね(笑)。私は実際、大会中に”1日の損失率を5%に抑える”というルールを初期残高の5%だと勝手に解釈しており、サポートデスクの方にはお手間を取らせてしまったので、今後はそのようなことがないようにしていきたいなと思っています。
7)大会全体を通して楽しんでいただけましたか?その場合、特によかった点について教えてください。
トレード大会の参加自体、自分は初めての経験だったので参加していてとても楽しかったです。特によかったと思う点は、他の参加者の取引履歴が詳細に見れることですね。自分以外のトレーダーが取引している銘柄や取引時間帯、ポジションの保有時間を見れることはなかなか無いことだと思いますし、見ていてとても勉強になりました。また、逆に自分の取引履歴もオープンに公開されていると思うと下手な取引はできないので、その点もモチベーションの向上に繋がったかなと思います。
8)今回の大会での勝利を踏まえ、今後も参加される予定ですか?その場合、理由は何でしょうか。
ぜひ参加したいと思っています。現在のトレード手法はまだまだ完成形ではないので、Fintokeiの大会を通してリアルな検証を行い手法のブラッシュアップをしていければと思っています。また、客観的にみて自分の手法が他のトレーダーと比べて良い成績を残せているかどうかも判断できるのは、大会参加の醍醐味だと思っています。
9)次回の大会へ参加を考えているトレーダーの方に向けてアドバイスをお願いします。
デモトレード大会は1ヶ月と短いですので、トレード手法を何度も変更するようなことはせず一度決めた手法で1ヶ月間ずっと続けることが良いかと思います。大会中は特にメンタル面が弱くなり、自分の手法を信じ続けることは難しいかと思いますが、その経験も本番での自己資金のトレードで必ず活きてくるかと思います。
兼業トレーダーKさん、大会入賞者としての貴重なご感想をありがとうございました!
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