【すぐに使える】GMMAのおすすめ設定を紹介!おすすめの理由や設定のコツも解説!

GMMAは計12本の移動平均線から構成されるテクニカル指標であり、相場のトレンドを視覚的に捉えやすい点で優れています。

「GMMAの移動平均線はどの設定にすればいいのか?」

「トレードで役立つGMMAのおすすめ設定を教えて欲しい。」

GMMAが多くの移動平均線から構成されていることもあり、上記のような疑問や要望を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論としては、GMMAはデフォルトの設定でも十分に活用できます。ただしトレードスタイルによって、カスタマイズすることでさらに取引の勝率を高められる可能性があります。

この記事では、GMMAのおすすめの設定から、おすすめする理由、トレードスタイル別のおすすめ設定に至るまでを以下の7つの項目で詳しく解説します。

  • GMMAとは
  • GMMAのデフォルトの設定値とは
  • GMMAの設定を変更するときのコツ
  • トレードスタイル別GMMAのおすすめ設定値
  • GMMAの設定を活かしたトレード手法
  • GMMAの設定を変更する際の注意点
  • まとめ

GMMAとは

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)とは、複数の移動平均線を組み合わせて相場のトレンドを分析するためのテクニカル指標です。

GMMAは、短期と長期的両方のトレンドを視覚的に捉えやすくするために、12本の指数平滑移動平均線(EMA)から構成されます。

GMMAを構成する12本の移動平均線は、次の2つのグループに分類できます。

  • 短期EMAの束:6本の短期移動平均線
  • 長期EMAの束:6本の長期移動平均線

短期の束と長期の束が同じ方向へ傾いている場合「トレンド相場」、移動平均線同士が絡み合っている場合「レンジ相場」だと判断できます。

GMMAに使われているのはEMA

GMMAに使われる移動平均線は、一般的によく使われる単純移動平均線(SMA)ではなく、指数平滑移動平均線(EMA)です。

EMAにどういう特徴があるのかは、以下の計算式を見ると分かります。

EMA={直近の終値2+1つ前のEMAの値(n-1)}n+1

計算式から、直近の終値を2倍することで、直近の価格動向をより反映しやすくなってい流ことがわかります。

したがって、EMAはSMAと比べて、短期的な値動きに敏感に反応し、トレンドの変動を迅速に捉られるというメリットがあります。

EMAについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

指数平滑移動平均線(EMA)のおすすめ設定や利用方法をわかりやすく解説

GMMAのデフォルトの設定値はおすすめ?

結論、GMMAはデフォルト設定でも十分取引で機能するのでおすすめです。

GMMAを構成している短期と長期2つの移動平均線のグループは、デフォルトで以下の値に設定されてます。

  • 短期EMAの束:3, 5, 8, 10, 12, 15期間
  • 長期EMAの束:30, 35, 40, 45, 50, 60期間

デフォルトでなぜこの数値に設定されているのかは、金融機関の営業日に則って考えてみると分かります。

日足でGMMAを表示した場合、短期EMAの5期間は金融機関の営業日でいう1週間、15期間は2週間のトレンドを表しています。

一方で、長期EMAの30期間は1ヶ月間の営業日、60期間は2ヵ月間の営業日を表しています。

金融機関の営業日に合わせた設定値になっていることで、金融市場の流れやトレンド転換のタイミングを適切に把握することができるのです。

GMMAの設定を変更するときのコツ

GMMAのデフォルト設定は、トレードスタイルや取引戦略に応じてカスタマイズすることも可能です。

ここでは、GMMAの設定を変更する際に押さえておきたい以下2つのポイントについて解説します。

  • 金融機関の営業日に合わせた設定を意識する
  • 普段使っている移動平均線の設定を活用する

金融機関の営業日に合わせた設定を意識する

GMMAの設定値を、以下のように金融機関の営業日に合わせることを意識しましょう。

  • 短期EMAの束:5, 10, 20, 30, 40期間
  • 長期EMAの束:75, 80, 100, 120, 160, 200期間

金融機関や大口投資家は取引量が多く、彼らの行動によって相場が大きく動き、トレンドが発生するケースが多々あります。

したがって彼らの動向を把握し、トレンドに沿ったトレードをすることが重要です。

GMMAの設定を金融機関の営業日に合わせることで、大口投資家のポジションがどのタイミングで形成、解消されているかを把握しやすくなります。

普段使っている移動平均線の設定を活用する

普段使用しているEMAの設定をもとにGMMAの設定を変更することで、自身のトレード経験をより活かした取引判断ができるようになります。

例えば「5」や「10」という設定期間のEMAを普段使っている場合、GMMAにおける短期EMAの束をその範囲に合わせると良いでしょう。

使い慣れている設定値を採用することで、普段EMAを使って行っているトレード手法をGMMAに組み込むことが可能です。

移動平均線のおすすめ設定については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

移動平均線のおすすめ設定を取引スタイル・手法別に紹介!注意点も解説

トレードスタイル別GMMAのおすすめ設定値

トレードスタイルに応じてGMMAの設定を変更してみることもおすすめです。

ここでは、短期・中期トレードと長期・超長期トレード向けにそれぞれのおすすめ設定値を解説します。

短期・中期トレード向けの設定

短期・中期トレードにおいては、以下のデフォルトの設定値がおすすめです。

  • 短期EMAの束:3, 5, 8, 10, 12, 15期間
  • 長期EMAの束:30, 35, 40, 45, 50, 60期間

短期・中期トレードでは、短期的な値動きに素早く反応しながらも、中期的なトレンドを捉得る必要があり、両者のバランスが大切です。

デフォルト設定には癖が無いので、トレンドの分析やエントリーポイントの判断など、様々な役割を同時に果たすことができます。

実際に、2024年9月16日時点のドル円15分足チャートでも、デフォルトの設定値がうまく機能しており、戻り売りのタイミングとして参考になることが分かります。

長期・超長期トレード向けの設定

長期・超長期トレードでは、以下のようにデフォルトの値よりさらに期間を延ばした設定がおすすめです。

  • 短期EMAの束:7, 14, 20, 40, 50, 60期間
  • 長期EMAの束:75, 100, 120, 150, 180, 200期間

長期・超長期トレードでは、短期的な価格変動に惑わされずに、より大きな相場の流れを把握する必要があります。

設定期間を長くすることで、価格の一時的な変動によるノイズを減らせ、かつトレンドの強弱をより正確に判断できるようになるのです。

実際にユーロドルの月足チャートに上記の設定を表示してみました。

長期束を超えるレートになっているケースがほとんどないので、戻り売りのレートとしてGMMAの長期束を参考にすればいいことが分かります。

GMMAの設定を活かしたトレード手法

GMMAを使った取引方法は、トレンドが確認できた場合の押し目買いや戻り売り、つまり順張り取引が基本です。

ここでは、GMMAの設定を活用した具体的なトレード手法として、スイングトレードとスキャルピングの2つを紹介します。

スイングトレード

スイングトレードでは長期のトレンドに沿った取引をするので、先程紹介した「長期・超長期トレード向けの設定」を使います。

  • 短期EMAの束:7, 14, 20, 40, 50, 60期間
  • 長期EMAの束:75, 100, 120, 150, 180, 200期間

GMMAがやや下を向いているので、下落トレンドに沿って、基本戦略は戻り売りを狙います。このとき、重要なのはどの位置でエントリーするかです。

スイングトレードでは、GMMAの短期束と長期束を目安に、分割でエントリーを行います。

リスクを抑えたい場合は、短期EMAが長期EMAに近づいているタイミングで、長期EMAの束に相場価格が触れたタイミングでエントリーを狙います。

エントリーを逃したくない場合は、短期EMAの動きを見ながら、短期束に相場価格がタッチした時点から早めにエントリーをします。

ただし過去チャートを見ると、相場価格が長期束を多少上回っている箇所があることが分かります。

したがって、やや上までレートが上がる可能性を想定して、損切りは直近の高値を超えた場合に設定しておくといいでしょう。

スキャルピング

スキャルピングでは、以下のGMMAのデフォルト設定を使います。

  • 短期EMAの束:3, 5, 8, 10, 12, 15期間
  • 長期EMAの束:30, 35, 40, 45, 50, 60期間

ドル円の5分足を見てみるとGMMAが下を向いていることがわかるので、トレンドに沿った戻り売りを狙います。

下記画像を見ると、短期束が長期束に食い込んでいる箇所を見つけることが出来ます。長期束を抵抗帯にして、価格が反落したタイミングがエントリーの狙い目です。

ただしトレンド転換時も同じようなサインを発することがあるので、ダウ理論による損切りを徹底する必要があります。

例えば、以下の画像のように、一度長期束内で価格が反発したにもかかわらず、再度上昇して高値を更新した場合、トレンドが転換する可能性があるので損切りをしましょう。

GMMAの設定を変更する際の注意点

GMMAのデフォルト設定は、金融機関の営業日や一般的な市場の動向を基に設計されているので、わざわざ設定をカスタマイズしなくても十分に取引で有効活用できます。

したがって設定のカスタマイズにこだわるよりも、同じ設定を長期的に使い続けることが重要です。

長期間同じ設定を使い続けることで、どういう時に短期束で反発するか、または長期束を超える可能性があるのかなどを、経験から直観的に理解できるようになります。

また設定を細かく調整しすぎると、過去のデータに合わせた「カーブフィッティング」(過剰最適化)になってしまうという別の問題もあります。

設定を変更する場合は、シンプルで汎用性のある設定に留め、少なくとも数週間以上は使い続けるようにしましょう。

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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

まとめ

この記事では、GMMAの基本からトレードスタイル別のおすすめ設定、設定を変更する際のコツに至るまでを解説しました。

GMMAは、短期と長期のトレンドを視覚的に捉え、押し目買いや戻り売りの絶好のタイミングを見極められる強力なテクニカル指標です。

短期・中期トレードではデフォルト設定を、長期・超長期トレードではおすすめした設定を有効活用してみてください。

記事内で紹介した2つの設定を適切に使いこなすことで、相場の大きな流れに乗り、安定した収益を狙えるスキルを身につけましょう。

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