GMMAで勝てない人に共通する3つの原因とは?解決策やおすすめ手法を徹底解説

GMMA(Guppy Multiple Moving Averages)とは、合計12本の移動平均線を組み合わせたトレンド系インジケーターです。

仕組みが移動平均線と同じであり、使い方もシンプルなので多くのトレーダーに活用されています。

「GMMAを使っているのに、なかなか勝てない…」そんな悩みを抱えているトレーダーは多いのではないでしょうか?

結論、GMMAを使ったトレードで勝てない原因として、レンジ相場での誤った使用や長期トレンドの見落とし、さらには損切り位置の曖昧さが挙げられます。

勝てない原因さえわかれば、対策を行うことでGMMAを使った取引で利益を狙えるのです。

この記事では、GMMAで勝てない原因はどこにあるのかについて、具体的な例を挙げながら、原因から対策まで以下の7つの項目で詳しく解説していきます。

  • GMMAとは
  • GMMAで勝てない3つの原因
  • GMMAで勝てるようになるための4つの対策
  • GMMAで勝てない原因は設定にあるのか
  • GMMAで勝つために使えるおすすめ手法
  • GMMAを使ってFintokeiに挑戦する
  • まとめ

GMMAとは

GMMA(Guppy Multiple Moving Averages)とは、指数平滑移動平均線(EMA)を計12本組み合わせたトレンド系のインジケーターです。

短期設定のEMA6本(短期組)と長期設定のEMA6本(長期組)から構成されているので、GMMA一つで様々な時間軸のトレンド状況を一目で確認できます。

そして短期組と長期組の移動平均線の向きが同じ場合、トレンドが発生していると判断します。

GMMAで明確なトレンドを確認できた場合は、押し目買いや戻り売りを狙うのが基本戦略です。

GMMAで勝てない3つの原因

GMMAはトレンドを視覚的に判断できる便利なインジケーターですが、全ての相場で有効というわけではありません。

GMMAで勝てない場合によくある、以下3つの原因を見ていきましょう。

  • レンジ相場でGMMAを使っている
  • 長期トレンドを把握できていない
  • 損切りや利益確定が曖昧

レンジ相場でGMMAを使った順張りをしている

トレンド系インジケーターであるGMMAは、トレンド相場で有効に機能しますが、レンジ相場ではGMMAを構成する複数の移動平均線が絡み合い、正しく機能しません。

したがって、レンジ相場でGMMAを使った順張りをしてもうまくいかず、損失を重ねる結果になってしまいます。

またレンジ相場にいるにもかかわらず、GMMAの向きが揃ったからとトレンド発生だと判断してしまうと、頻繁に移動平均線がクロスして目線が定まらず狼狽してしまいます。

長期トレンドを把握できていない

短期的な動きにばかり注目してしまい、長期的な相場の流れを見落としてしまっているケースもよくあります。

例えば、5分足のGMMAを見て上昇トレンドだと判断し、買いエントリーをしたとします。

しかし今回のトレードの場合、思うように上昇トレンドは続かず反転したので、結果的に損切りで終わってしまうでしょう。

ここで上位足である1時間足チャートを確認してみると、実は長期的な下落トレンドが発生していたことが分かります。

つまり、短期足で確認できた上昇トレンドは、上位足における下落トレンドの戻り売りポイントだったのです。

短期的に利益が出たとしても、長期トレンドに押し戻される結果負けてしまうのです。

損切りや利益確定が曖昧

GMMAを正しくつかえていたとしても、損切りや利益確定などの資金管理面が曖昧だとトレードの長期的なパフォーマンスは安定しません。

特に損失を確定させたくないという心理に多くのトレーダーは陥りがちですが、これはGMMAを使ったトレードで勝てない大きな原因となります。

損切りの判断を遅らせてしまうと、予想以上の損失を出し、これまで積み上げてきた利益を無くすという結果に終わってしまう可能性があるのです。

GMMAの使い方だけに注目するのではなく、資金管理方法もしっかりと学びましょう。

資金管理の重要性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
手法よりも重要!トレードの資金管理方法を徹底解説!

GMMAで勝てるようになるための4つの対策

GMMAで勝てない原因に対する対策方法として、以下の4つを解説します。

  • 上位足を確認する
  • 押し目買いと戻り売りを徹底する
  • 資金管理を怠らない
  • GMMAを他のテクニカル指標と組み合わせる

上位足を確認する

上位足のチャートを確認して、相場でトレンドが発生しているのか、またはレンジを形成しているのかをまず判断します。

上位足がトレンド相場の場合、上位足とエントリーする時間軸のトレンド方向が一致する場合にポジションを保有することで勝率が高まります。

一方、上位足でレンジ相場を形成している場合は、GMMAを使ったトレードは控えた方がいいでしょう。

また、トレンドが今どの段階にあるのかを把握することで、狙える利益も予測できるようになります。

トレンドが初期段階の場合は大きな値幅を狙うチャンスですが、終盤に差し掛かっていると反転する可能性があり、リスクも高くなります。

押し目買いと戻り売りを徹底する

トレンドの明確な発生を待って「押し目買い」と「戻り売り」を徹底することが、GMMAを活用して勝率を上げるための基本戦略です。

トレンド転換を狙って多くの利益を出すために、GMMAがクロスしてトレンドが反転する前に焦ってエントリーしてしまってはいけません。

「頭と尻尾はくれてやれ」という格言があるように、トレンドの発生をしっかりと確認した後に順張りをした方がリスクは少ないのです。

 GMMAではっきりと確認出来た後に、押し目買いと戻り売りを狙うようにしましょう。

資金管理を怠らない

エントリー前に、損切りと利益確定の計画を同時に立てることを習慣にして、資金管理を徹底するようにしましょう。

資金管理をしてリスクをコントロールすることが、トレードの長期的なパフォーマンスを安定させるために重要です。

「長期組の移動平均線を突き抜けたら」、「直近の高安値を抜けたら」などポジション保有前に損切り位置を決めておくようにしましょう。

そして決めた損切り位置に対して、適切な取引数量を逆算してエントリーすることで資金を一度の取引で大幅に減らすことはなくなるでしょう。

また、利益確定に関しても事前に計画を立てておくことで、トレードにおけるリスクリワードを理解した上で計画的に取引へ望めるようになります。

リスクリワードの重要性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

トレードにおけるリスクリワードの重要性|計算方法や理想の値

GMMAを他のテクニカル指標と組み合わせる

GMMAは単独でも取引で使えますが、インジケーターや水平線など他のテクニカル指標と組み合わせることで、エントリーや利益確定の精度をさらに高められます。

相場における過熱感を判断できる「オシレーター系のインジケーター」を組み合わせた例をみていきましょう。

以下画像では、チャート上にGMMAとストキャスティクスを表示しています。

GMMAにおける押し目買いポイントと、ストキャスティクスの売られすぎ水準、またゴールデンクロスの買いシグナル確認後、相場は上昇を続けています。

複数のインジケーターが示すトレードシグナルが一致していれば、その分取引の精度も高まるのです。

GMMAで勝てない原因は設定にあるのか

結論、GMMAで勝てない原因が設定にある可能性は低いです。

なぜならGMMAはデフォルト設定で活用しても、トレードで十分機能するからです。

ただし相場のボラティリティや個々のトレードスタイルに合わせて、設定をカスタマイズすることで、より良い取引結果を得られる可能性を高められます。

GMMAのおすすめ設定

一般的にGMMAは、「3、5、8、10、12、15、30、35、40、45、50、60」にデフォルトで設定されています。

過去に移動平均線を使ってトレードした経験がある場合、その移動平均線の設定をGMMAに取り入れることでよりGMMAを使いやすくなるのです。

例えば、「14、21、75、100」の指数平滑移動平均線(EMA)を使っていた場合、GMMAを以下のように設定します。

  • 短期組:3、5、8、10、14、21
  • 長期組:30、35、40、50、75、100

追加したいEMAの設定と数値が近いGMMAの設定とを置き換えるイメージを持っていただくと良いでしょう。

このように設定をすることで過去に利用していたEMAの利用感に近づくため、より直観的にGMMAを使うことができるようになるのです。

また「75」「100」など長期の設定を追加することで、長期トレンドをより正確に見極められるようになります。

GMMAの設定については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

GMMAで勝つために使えるおすすめ手法

GMMAで勝つために使えるおすすめトレード手法について、順を追って解説します。

手順1:上位足を確認して長期の相場状況を把握

まずは上位足のGMMAを確認して、長期の相場状況を把握します。

上位足を確認する際は、以下の事項に注意することで、トレンドの方向だけでなく強さも判断するようにしましょう。

  • GMMAの向きはどうなっているのか
  • GMMAが傾いている場合、角度は急なのかまたは緩やかなのか
  • 短期組と長期組の移動平均線が乖離しているのか

以下のドル円の日足では、GMMAが角度を急にして下に傾いており、かつ短期組と長期組の移動平均線が乖離しているため、強い下落トレンドが発生していると判断できます。

またトレンドがどの段階にいるのかも同時に確認しましょう。

トレンドを明確に確認でき、かつ値幅を狙う余地がまだある場合に、押し目買いや戻り売りする準備をします。

手順2:短期足でエントリータイミングを探る

押し目買いや戻り売りのエントリータイミングを探るために、短期のチャートを確認します。

1時間足を確認してみると、トレンド初期では急落しているものの、一旦底打ちをしたのち、短期組が長期組を上回って短期上昇トレンドを形成していることがわかります。

ここで重要なのが、焦ってエントリーをせず、しっかりと短期のトレンドが転換することを待つことです。

戻り売りをしたいからといって、上昇している場面でむやみにエントリーするのではなく、短期組が長期組を再度下回ってからエントリーをするようにしましょう。

短期足の転換を待たずに焦って天井や底を狙うのはリスクが高いので注意です。

手順3:GMMAとRSIを組み合わせてエントリー

短期トレンドが転換して長期足トレンド方向と一致した際、決済と損切りの計画を立ててエントリーします。

またエントリー時に、RSIなど他のインジケーターと以下のように組み合わせることで取引タイミングをより測りやすくなります。

  • 短期組のGMMAが長期組を下抜いた
  • RSIが買われすぎ水準からデッドクロスを形成

エントリー条件が揃ったらポジションを持ち、計画通りに利益確定や損切りを行いましょう。

RSIの使い方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
RSIの使い方や見方をわかりやすく解説!さらに使いこなすための2つの秘訣とは

GMMAを使ってFintokeiに挑戦する

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

今回紹介したGMMAを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

まとめ

レンジ相場での誤った使用や長期トレンドの見落とし、さらには損切り位置の曖昧さといった、GMMAを使ったトレードで勝てない原因について解説しました。

上位足の確認や押し目買い・戻り売りの戦略を徹底し、計画的な資金管理をすることで、GMMAを使ったトレードの精度を格段に上げられます。

また、他のテクニカル指標を併用したり、以前使っていた移動平均線の設定に合わせたりすることも、取引のパフォーマンスを向上させるための方法として有効です。

今記事で紹介したGMMAの使い方を参考にしてトレードのパフォーマンス向上を目指してください。

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