Fintokeiの損切り目安は何パーセント?損切りルールの決め方やコツ、タイミングも解説!
どのようなプロトレーダーであっても、勝率100%のトレードはありえません。
たとえ予測を外してしまったとしても、資金を守って取引を続けていくために重要なのが「損切り」をすることなのです。
「損切りの目安は結局何%くらいに設定するべき?」
「損切りする際はルールを決めたほうがいい?」
損切りが重要だと聞くと、上記のような疑問を持つ方が多いのではないでしょうか?
結論、1度の取引における損切りの目安は2%にまず設定して、そこから自身の取引スタイルやどれだけリスクを許容できるかに応じて変えていくのがおすすめです。
特に損失に関する条件を守らなければならないFintokeiでは、損切りがうまくできるかできないかでプロトレーダーになれるかが決まると言っても過言ではありません。
この記事では、損切りの目安やルールを中心に以下の6つの項目を詳しく解説します。
- なぜ損切りの目安を決めておくことが重要なのか
- 損切りの目安を決めるための4つの方法
- Fintokeiで役立つ損切りルールとは
- 損切りのルールを守るためのコツ
- 損切りがうまくいかない時の対処法
- まとめ
Fintokeiでプロトレーダーを目指す
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。
Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。
初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiのサービスを体験してみてください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
なぜ損切りの目安を決めておくことが重要なのか
損切りの目安を決めておくことは、以下の3つの理由から重要だといわれています。
- 損切りができない人がいるから
- 大きな含み損を抱えることを避けられる
- 無計画なナンピンをしなくて済む
損切りができない人がいるから
損切りは自身がしたトレード判断の間違いを認める行為なので、抵抗感から損切りができない人が少なくありません。
抵抗感がある状態で適切に損切りするのは難しいので、事前に損切りの目安をルール化しておくとスムーズに損切りができるようになります。
たとえば「5pipsのレート逆行で損切りする」、「資金の1%の損失で損切りする」といった具体的なルールを作ることが大事になるでしょう。
損切りができる人とできない人の特徴については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫【損切りできない人必見】損切りができるようになる3つの対策方法を紹介!
大きな含み損を抱えることを避けるため
損切りの目安を決めておき、その通りに躊躇なくできれば大きな含み損を抱えることを避けられます。
大きな含み損を抱えてしまうと、以下のようなデメリットが生まれます。
- まだまだ含み損が増えたらどうしようといった負の感情
- 含み損が大きすぎて相場が気になることで仕事や私生活への悪影響
- 資金が拘束されて他のトレードチャンスを逃してしまう
- すべての資金を失って相場から退場してしまう
小さな含み損の間に損切りしなければ、上記のようなデメリットが積み重なります。
たとえば、数千円の含み損であれば多くのトレーダーは損切りできますが、数十万円や数百万円の含み損になると損切りは損失を確定するので躊躇してしまいます。
一定のルールで損切りすれば損切りできない大きな含み損を抱えずに済むため、損切りの目安を決めることは非常に大事と言えるでしょう。
無計画なナンピンをしなくて済む
損切りの目安を決めることで、損失の拡大や取引タイミングを逃す原因になる無計画なナンピンをしなくて済みます。
計画的にナンピンする場合は勝率や利益率を高める要因ですが、損切りしたくないからナンピンをするのはハイリスクでしかありません。
無計画なナンピンがダメな理由については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫ナンピン買いはなぜダメなのか4つの理由を解説!ナンピンをやめるための対策方法も紹介
損切りの目安を決めるための4つの方法
損切りの目安の決め方として、一般的に知られている以下の4つを解説します。
- 資金全体に対する割合を損切りの目安にする
- 損切りまでの値幅から損切りの目安を把握する
- 銘柄の変動幅から損切りの目安を決める
- インジケーターをもとに損切りの目安を決める
資金全体に対する割合を損切りの目安にする
資金全体に対する割合を損切りの目安にする方法は、最もリスクを効果的に管理でき、かつトレード初心者でも簡単に始められます。
最もよく知られているのは、2%ルールです。2%ルールでは、取引資金全体の2%を1度の取引の損失額に設定します。
たとえば、取引資金が10万円の場合、1度の取引における損失額は2,000円となります。
ただし、あくまで2%は目安であり、自身のトレードスタイルに合う割合で設定することが重要です。
なおFintokeiのチャレンジプランでは一日の最大損失率の条件が-5%となっているので、1%ぐらいを目安にしておくとよいでしょう。
資金管理の2%ルールについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫資金管理の2%ルールとは?利用するメリットや実践方法を解説!
損切りまでの値幅から損切りの目安を把握する
エントリー価格から損切り価格までの値幅を計算して、取引数量とかけ合わせることで損切りの目安を事前に把握することができます。
例えば、米ドル/円を取引する場合、損切りまでの値幅が10pipsで0.2ロット取引すると、損切り目安は2,000円となります。
ただしこのような損切り目安の決め方はおすすめできません。
1度のトレードの許容損失額を決めたのちに、損切りまでの値幅で割ることで取引数量を計算し、その取引数量を守るようにすることが大切です。
銘柄の変動幅から損切りの目安を決める
トレードする銘柄の変動幅から損切りの目安を決める方法もあります。
たとえば、米ドル/円が1円予想したレートの進行方向から逆行した場合は損切りする、といった値幅を目安に損切りのルールを決めることができるのです。
また、最近その銘柄が2%下落する傾向にあると理解していれば、本日もそれ以上下落する可能性は低いと見積もって2%を損切りにするという決め方もあります。
特定銘柄におけるレート変動のクセを見抜いてトレードする場合におすすめの損切り方法です。
インジケーターをもとに損切りの目安を決める
売買判断に使ったインジケーターを参考に損切りの目安を決めます。
たとえば、移動平均線にタッチして買いエントリーを行った場合、移動平均線を下回ったタイミングが損切りポイントになります。
ただし、インジケーターにはだましが発生するケースもあるので、他の損切り目安方法と組み合わせたほうが無難でしょう。
Fintokeiで役立つ損切りルールとは
Fintokeiでは、取引を続けるために損失率の条件を守り続けなければならないので、特に損切りのルールを決めておくことが重要です。
ここでは先に解説した4種類の損切りの目安から「資金全体に対する割合を損切りの目安にする」を選択したと仮定してFintokeiで役立つ損切りルールを解説します。
- 安定してプロトレーダーを目指したい人向け
- なるべく早くプロトレーダーを目指したい人向け
安定してプロトレーダーを目指したい人向け
時間をかけてでも安定してプロトレーダーを目指したい人は、リスクが低めの損切りルールの設定をおすすめします。
具体的には、取引資金の1%を1トレードの損切り目安にしてみてください。
また、以下のような取引手法が安定的にトレードを続けられます。
- トレードスタイル:スイングトレード
- トレード手法:トレンドフォロー
- 1トレードの利益率:3%
- 損切り設定:資金の1%
- 勝率:50%
スイングトレードは数日から週に一度トレードする取引スタイルで、チャートを頻繁に確認する必要がありません。
まずはスイングトレードで大きなトレンドが発生した銘柄を見つけて、トレンドフォローの順張り手法で落ち着いてFintokeiのプロトレーダーを目指しましょう。
なるべく早くプロトレーダーを目指したい人向け
なるべく早くプロトレーダーを目指したい人は、1トレードの損切り目安を2%と上げて、少し積極的に取引をしてみてもいいでしょう。
ただし、Fintokeiでは1日の最大損失率を5%に抑えないと失格なので、約3回連続で損切りとなれば取引を続けられなくなってしまいます。
したがって、損切りの目安ではなく、まずはトレードスタイルを見直してみることをおすすめします。
たとえば、損失の目安は1%のまま、トレードスタイルをデイトレードに変更すれば取引回数が増えるので、なるべく早くプロトレーダーになることができます。
損切りのルールを守るためのコツ
損切りは大事だと理解してもルールを守ることが難しいと感じるトレーダーも多いことでしょう。
ここでは決めた損切りのルールを守るために役立つ4つのコツを解説します。
- 逆指値を使う
- リスクリワードの高いトレードを続ける
- 無計画なナンピンをやめる
- 両建てをしない
逆指値を使う
逆指値を使えば、メンタルに関係なく機械的に損切りルールを守れますし、ずれた価格で損切りとなってしまうリスクも抑えられます。
逆指値を使えば確実に損切りしてくれるため、損切りできなくて悩んでいる人に最適の手段と言えるでしょう。
ただし、事前に決めた逆指値をあとで移動すると本末転倒なので絶対にしてはいけません。
リスクリワードの高いトレードを続ける
リスクリワードの高いトレードを続けることで、安定した利益を得ることができ、損切りも精神的に負荷がなく行うことができるようになります。
損切りができないトレーダーの特徴として、勝率にこだわってしまう点が挙げられますが、本当に大切なのは勝率ではなくリスクリワードです。
たとえ勝率が低くてもそれに見合うリスクリワードを徹底していればトータルで利益は残るので、勝率を気にしすぎる必要はないのです。
高勝率のトレード手法ではなく適切なリスクリワードの設定が、長期的に安定した利益をもたらすことを肝に銘じることで、損切りルールを徹底できるようになります。
リスクリワードの重要性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?
無計画なナンピンをやめる
無計画なナンピンが、損切りルールを破ってしまう原因になっているトレーダーも多くいます。
したがって無計画なナンピンをやめるだけでも、損切りのルールを徹底することができ、トレード成績の向上につながるのです。
特に計画なしにナンピンをしすぎると、ポジションの管理が難しくなり、管理が適当になるので、損切りをできるようになるためにはナンピンは一旦やめておきましょう。
両建てをしない
損切りを行わないために両建てをするのは、あまり好ましいトレード判断ではありません。
なぜなら、両建てするとたしかに損失額は固定されますが、トレード判断が間違っていたことに変わりはなく、結局なにも解決していないからです。
かつ両建てを解除するタイミングも難しいので、確信を持てる理由がないかぎりは両建てはしないようにしましょう。
Fintokeiにおける両建てについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiでは両建てが禁止されている?メリットやデメリット・注意点も解説
損切りがうまくいかない時の対処法
トレードで損切りができるようになっても損切りがうまくいかない場合があります。
損切りがうまくいかない時はなにかしらミスしている可能性が高いので、ここでは目安を決めても損切りがうまくいかない時の対処法について2つ解説します。
- 損切り貧乏になる場合はタイミングを確認する
- 損切りの目安を見直してみる
損切り貧乏になる場合はタイミングを確認する
損切りを徹底した結果、損切り貧乏になってしまった場合はエントリータイミングを今一度見直してみてください。
特に相場が常に変わっていることを考慮せずに固定のpipsで損切りを決めている場合、エントリータイミング次第で損切り貧乏になりやすいのです。
また、含み損がストレスだからと言って、必要以上に損切りをし過ぎている可能性も考えられます。
本当に損切りが必要だったか、少しは逆行に耐える必要があったのではないかと過去の損切りタイミングを確認して検証してみてください。
損切りの目安を見直してみる
損切りがうまくいかない原因として、損切りの目安が自身のリスク許容に合っていない可能性も考えられます。
たとえば損切りの目安を決めたのに、その損切りにストレスを感じるのであれば、損切り額をさらに抑える必要があるのです。
また相場は常に変動している点は忘れてはいけません。
仮に過去の相場ではリスクを許容できると感じていても、相場のボラティリティは変わり続けるので、定期的に損切りの目安を見直して現在の相場に合っているか確認してみましょう。
まとめ
今回は損切りの目安を中心にルールの決め方や、Fintokeiのルールに合わせた対処法について詳しく解説しました。
結論として、損切りはトレードを継続していくうえで必要不可欠です。
トレードスタイルやトレード手法に応じた損切りルールを確立して、メンタルに左右されず淡々と執行できるようになるのが、Fintokeiのプロトレーダーへの第一歩です。
ただし損切りの目安やタイミングが間違っていると損切り貧乏になりかねないので、定期的に損切りルールを見直して、適切に行えているか確認しましょう。