包み足が最強とされる4つの理由とは?さらに最強にする活用方法も解説!

包み足とは、2本のローソク足の組み合わせで構成されてトレンド転換を表すローソク足のパターンであり、多くのトレーダーに「最強」と称されることも少なくありません。

「包み足がなぜ最強なのか?」

「包み足が最強なのであれば、活用方法を教えてほしい。」

「包み足が最強」だと聞くと、上記のような疑問や要望を持つ方もいるのではないでしょうか。

結論、包み足はたった2本のローソク足を確認するだけとシンプルでありながら、一度覚えれば時間足や取引銘柄を問わず利用できる汎用性の高さが最強と言われる理由の1つです。

本記事では、包み足が「最強」とされる理由から、さらに精度を高める活用法、そしてFintokeiでの実践的な使い方まで、以下6項目で詳しく解説します。

  • 包み足とはどのようなローソク足のパターン?
  • 包み足が最強とされる4つの理由
  • 包み足をさらに最強にする4つの活用方法
  • Fintokeiで使える包み足を使った最強のトレード戦略
  • 包み足を使ってFintokeiに挑戦する
  • まとめ

包み足とはどのようなローソク足のパターン?

包み足とは、2本のローソク足の組み合わせで構成されるローソク足のパターンの1つであり、別名「アウトサイドバー」とも呼ばれます。

具体的には、以下のように2本のローソク足が包み込んでいるような状態を表すことから、包み足という名前がついており、トレンド転換のシグナルとして役立ちます。

  • 一つ前のローソク足の高値と安値を、次のローソク足の高値と安値が包んでいる
  • 一つ前の高値または安値を、二本目のローソク足の終値が完全に超えている

一般的に、次のローソク足が一つ前のローソク足を実体ベースで完全に包んでいる状態が、包み足と呼ばれます。

ただし為替市場や仮想通貨市場のように市場の開いている時間が長い銘柄に関しては、窓が開くことがあまりありません。

したがって、実体が完全に包み込むケースは少ないので、ヒゲ込みでもある程度ローソク足を包み込んでいれば包み足と判断してしまってもよいでしょう。

包み足がなぜトレンド転換のシグナルになる?

包み足の中で1本目のローソク足は、既存トレンドの勢いを表しています。

一方、2本目は1本目のローソク足を包むことから、そのトレンドを打ち消すほど強い反発や反落を示していることになるのです。

また2本の組み合わせを上位足で確認してみると、上または下にヒゲが長いピンバーになることを考えても理解がしやすいでしょう。

包み足には2種類ある

包み足には、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 2本目が陽線で包む「包み足」:買いシグナル
  • 2本目が陰線で包む「包み足」:売りシグナル

1つ目は、1本目のローソク足が小さな陰線または陽線であり、2本目のローソク足がその高値と安値を包み込む大きな陽線となる包み足であり、買いトレンドへの転換を表します。

2つ目は、2本目のローソク足が小さな陰線または陽線であり、2本目のローソク足がその高値と安値を包み込む大きな陰線となる包み足であり、売りトレンドへの転換を表します。

包み足が最強とされる4つの理由

ローソク足のパターンにはさまざまある中で、包み足は最強のパターンだといわれることも少なくありません。

包み足が最強と言われる理由として、以下の4つを挙げられます。

  • シンプルながら勝率も安定するから
  • どの時間足でも活用できるから
  • 取引銘柄を問わず使えるから
  • 損切り位置が明確になるから

シンプルながら勝率も安定するから

包み足が「最強」と呼ばれる最大の理由は、そのシンプルさと安定した勝率です。

包み足はたった2本のローソク足を確認するだけで相場の転換を判断できるため、複雑な相場分析が不要です。

さらに、インジケーターのように主観的な解釈が入りにくい点も魅力です。

たとえば、RSIやMACDでは設定値やラインの引き方によって解釈が分かれることがあります。

一方で、包み足は「次のローソク足が前のローソク足を包み込むか」という客観的な基準があるため、誰が見ても同じ結論にたどり着きやすく勝率も安定しやすいのです。

どの時間足でも活用できるから

包み足は、1分足や5分足のような短期の時間足から、日足や週足といった長期の時間足まで、幅広い時間軸で活用することができます。

たとえば、スキャルピングをする場合は1分足や5分足の細かな包み足を、スイングトレードの場合は日足や週足での包み足を確認するといった活用ができます。

このように包み足の仕組みは普遍的なので、時間足に縛られず、あらゆるトレードスタイルに対応できる点で汎用性が高いといえるのです。

取引銘柄を問わず使えるから

ローソク足チャートを表示できるものであれば、どの金融商品でも同じように機能することも包み足が最強たる所以です。

為替市場や株式、仮想通貨に至るまで銘柄によってローソク足の形成パターンが変わるわけではないため、どの市場であっても共通のルールで売買判断ができます。

一度身に付けてしまえば、どのような銘柄の取引でも役立つ点でも、包み足は最強だといってもよいでしょう。

損切り位置が明確になるから

包み足を活用することで、トレンド転換場所が分かるだけでなく、損切り位置も明確に設定できるようになります。

たとえば、陽線の包み足を使った場合、エントリー後の損切り位置は2本目のローソク足の安値付近に設定するだけです。

なぜなら強い反発を見せたローソク足の安値を下回るということは、正しくはトレンド転換ではなかったと判断することができるからです。

このようにリスク管理を格段にしやすくなる点も、包み足が幅広いトレーダーに活用される理由の一つです。

包み足をさらに最強にする4つの活用方法

包み足をさらに最強にするための活用方法として、以下の4つを紹介します。

  • 包み足は相場の高値圏・安値圏に注目する
  • ローソク足の確定までしっかりと待つ
  • マルチタイムフレーム分析と組み合わせる
  • インジケーターやチャートパターンと組み合わせる

包み足は相場の高値圏・安値圏に注目する

包み足を最大限活用するためには、相場の高値圏または安値圏で発生する包み足に注目することが重要です。

中でも、高値圏・安値圏のサポートラインやレジスタンスライン付近で形成される包み足は、トレンド転換シグナルとしての信頼性が高くなります。

一方で、トレンドの中盤や明確なサポート・レジスタンスラインがない場所で発生する包み足は、だましである可能性があるので注意しなければなりません。

特にトレンドの中盤で発生する包み足は、ただのレンジ相場で終わるケースも多々あるので、エントリーのシグナルとして使うのは避けたほうがよいでしょう。

ローソク足の確定までしっかりと待つ

包み足を使ったトレードでよくあるミスが、ローソク足の確定を待たずにエントリーしてしまうことです。

形成途中では包み足になりそうな形でも、最終的に包み足とならないパターンも多々あります。

慣れてくると、包み足になると仮定してエントリーすることもできますが、慣れるまではローソク足の確定を待つ方が安全でしょう。

マルチタイムフレーム分析と組み合わせる

包み足は、日足や週足などの長期の時間足で発生するほどトレンド転換シグナルとしての信頼性が高いです。

なぜなら相場は長期足が短期足の値動きを支配しているので、長期足でトレンド転換が発生すると、その流れが短期足にまで派生するからです。

したがって、包み足は異なる時間足を組み合わせる「マルチタイムフレーム分析」とも非常に相性が良いのです。

長期足の包み足が示す方向性と短期足の包み足の方向性が合えば、よりトレンド転換する可能性が高まります。

インジケーターやチャートパターンと組み合わせる

包み足をインジケーターや他のチャートパターンと組み合わせることも、包み足の勝率を高めるための1つの手です。

たとえば、RSIなどのオシレーター系インジケーターを活用すると、買われすぎや売られすぎの状態を把握しながら包み足を使うことができます。

具体的には、RSIが70以上の状態でレジスタンスライン付近に陰線の包み足が現れた場合、価格が下落する可能性が高まります。

また、チャートパターンとの組み合わせも有効です。たとえば、ダブルトップの右側で陰線の包み足が形成された場合、それは強い下落シグナルとなりやすいです。

このように、包み足を単体で使うのではなく、他の分析手法と組み合わせることで、さらに高い精度のトレードを実現できます。

Fintokeiで使える包み足を使った最強のトレード戦略

包み足はエントリーにももちろん使えますが、損切りに関する条件が決められているFintokeiでは、損切りラインの設定に活用するのがおすすめです。

たとえば、高値圏で陰線の包み足が発生したタイミングで、その高値を損切り位置としてエントリーをすることを検討します。

その際、高いリスクリワードが狙えるかどうかも同時に確認しておきましょう。

高いリスクリワードが期待できそうであれば、損切り位置と損切り額が決めて、それに合わせた取引数量でエントリーをします。

Fintokeiのチャレンジプランでは、取引全体の損失率を10%未満に抑える必要があるので、1回のトレードの損失額は1%以内だと安全でしょう。

包み足を使ってFintokeiに挑戦する

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

今回紹介した包み足を活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

まとめ

この記事では、包み足が「最強」と呼ばれる理由から、具体的な活用方法、そしてFintokeiでのトレード戦略までを詳しく解説しました。

包み足は、たった2本のローソク足の組み合わせでトレンド転換を見極められる、シンプルながら非常に信頼性の高いローソク足パターンです。

シンプルでありながら、時間足や銘柄を問わず利用できる汎用性の高さも、幅広いトレーダーに支持されている理由の一つです。

特にFintokeiにおけるトレードでは、損失を抑えながら高いリスクリワードを狙う戦略にも包み足を使えるので、プロトレーダーを目指している方はぜひ活用してみてください。

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