Fintokeiではペイオフレシオの計算が重要|目安の決め方や上げ方も解説!

トレードで安定して利益を上げるために重要なのが「ペイオフレシオ」という指標です。

「勝率を上げれば利益を出せる」と考える方も多いですが、実際にはそれだけでは十分ではありません。

平均的な利益と損失のバランスであるペイオフレシオも、トレードの勝敗を分ける重要な要素になります。

「ペイオフレシオはどのようにして計算すればいいのか?」

「どれくらいのペイオフレシオを目安とすればいいのか?」

「ペイオフレシオ」と聞くと、上記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?

結論、トレードスタイルにもよりますが、Fintokeiではペイオフレシオ1.5以上が理想です。

またFintokeiでは、マイページ上でペイオフレシオを簡単に計算することができます。

この記事では、ペイオフレシオの基本的な意味や目安の決め方、上げるための方法などを以下の5項目で詳しく解説します。

  • ペイオフレシオとは?
  • Fintokeiで簡単にペイオフレシオを計算する方法
  • ペイオフレシオの目安を決めるために重要な2つの要素
  • ペイオフレシオを上げるための方法
  • まとめ

Fintokeiでプロトレーダーを目指す

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiのサービスを体験してみてください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

ペイオフレシオとは?

ペイオフレシオとは、1トレードにおける「平均利益」と「平均損失」の比率を表す指標です。

ペイオフレシオの計算式は、以下の通りです。

ペイオフレシオ=平均利益 ÷ 平均損失

たとえば、1回の取引で平均的に10,000円の利益を得ており、5,000円の損失が発生している場合、ペイオフレシオは2(10,000円 ÷ 5,000円)になります。 

ペイオフレシオが2であるということは、1トレードあたり損失に対して2倍の利益を上げていることを意味します。

勝率が低くてもペイオフレシオが高ければ、トレード全体で利益を出すことが可能です。

一方で、勝率が高くてもペイオフレシオが低ければ損益の合計がマイナスになる可能性もあります。

ペイオフレシオは単に損益の比率を示すだけでなく、トレード戦略の有効性やリスク管理を評価するために重要な指標なのです。

平均利益と平均損失の比率を計算する理由

単なる利益と損失の比率ではなく平均利益と平均損失の比率を計算することで、1トレードごとに期待値の高い取引をできているかをより正確に分析することができます。

それぞれの取引で損益にばらつきがあるのは当然なので、平均値を用いて計算することでそのばらつきを平準化することができるのです。

また総利益と総損失の比率を計算する「プロフィットファクター」という指標がありますが、場合によってはペイオフレシオを分析した方がいいケースもあります。

たとえば、以下のような例を見てみましょう。

取引回数トレード結果
1回+1万円
2回-5,000円
3回-2,000円
4回+2万円
5回-2万5,000円

上記の場合、利益の合計が3万円、損失の合計が-3万2,000円となるので、もちろん損益の合計はマイナスでプロフィットファクターも1を下回ります。

一方で、平均利益は1.5万円、平均損失は約-1万600円となるので、ペイオフレシオは1を上回るのです。

したがって、今回損益の合計がマイナスになっているのは取引回数が少ないことが原因で、さらに取引を続ければ資産は増えていく可能性があると分析することができるのです。

このように、単に損益の合計やその比率ではなく利益や損失の平均値を見ることで、取引を継続するべきかの判断ができるようにもなります。

Fintokeiで簡単にペイオフレシオを計算する方法

ペイオフレシオは、Fintokeiにおけるマイページである「MyFintokei(マイフィントケイ)」から簡単に計算することができます。

MyFintokeiへは、Fintokeiの公式HPから「メールアドレス」と「パスワード」を入力することでログインができます。

MyFintokeiへアクセスすると、ページ下部で取引全体の平均利益額と平均損失額を確認することができます。

ここに記載のある平均利益額を平均損失額で割ることで、ペイオフレシオを計算可能です。

また同じページからプロフィットファクターも確認することができます。

MyFintokei(マイフィントケイ)については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
MyFintokei(マイフィントケイ)の使い方や見方を解説

ペイオフレシオの目安を決めるために重要な2つの要素

トレードでどれくらいのペイオフレシオを目指せばいいのか、その目安を決めるためには、ペイオフレシオの他にも以下の2つの要素についても考える必要があります。

  • 勝率
  • 資金率

勝率

期待値の高い取引を続けるためには、勝率とペイオフレシオのバランスを重視することが重要です。

勝率とペイオフレシオには、実は密接な関係があります。まずは1トレードあたりの期待値を計算するための式を見てみましょう。

期待値=(勝率 × 平均利益)− {(1 − 勝率)× 平均損失}

期待値がゼロの状態、つまりトレードで利益も損失もなく、収支が均衡している状態を仮定すると、先ほどの計算式は以下のように置き換えることができます。

(勝率 × 平均利益)=(1 − 勝率)× 平均損失

ペイオフレシオは「平均利益 ÷ 平均損失」なので、両方の項を平均損失で割ると、以下のように勝率を計算することができるのです。

勝率=1 ÷(1 + ペイオフレシオ)

つまりペイオフレシオが高い場合、勝率が低くても期待値をプラスにすることが可能である一方で、ペイオフレシオが低い場合は高い勝率が必要であることが分かります。

資金率

資金率とは、取引口座の残高に対してどれくらいの割合を1回のトレードでリスクにさらせるかを表しており、取引の安全性を計るための重要な指標です。

資金率の計算式は、以下の通りです。

資金率=1トレードの損失許容額 ÷ 口座残高 × 100

資金率が低ければ長期的に安定した取引ができるといえますし、高ければ短期的な損失で取引ができなくなってしまう可能性が高まります。

「2%ルール」という言葉もある通り、1トレードの損切り額をトレード資金の2%以内に抑えると安全であると一般的に言われています。

2%ルールについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

資金管理の2%ルールとは?利用するメリットや実践方法を解説!

ただしFintokeiでは、損失額に関するルールが決められている点に注意しなければなりません。

Fintokeiで提供されているプランでは、取引全体の損失を取引資金の6%または10%以下に抑えなければ取引を続けられなくなります。

したがって、資金率2%を目安にすると3回~5回連続で損切りになると失格になってしまうのです、

したがって、Fintokeiで取引を行う際は、より安全な0.5%~1%が1つの目安となります。

Fintokeiの取引におけるペイオフレシオの目安

資金率と勝率をもとにペイオフレシオの目安を決めるために役に立つのが、バルサラの破産確率表です。

バルサラの破産確率表では、資金率と勝率、ペイオフレシオの3つの要素をもとに、トレードの破産確率を一目で確認することができます。

したがって、資金率と勝率さえ定まっていれば、破産確率が0%になるペイオフレシオを目安にすればいいことになります。

Fintokeiにおける取引の目安となる資金率1%のバルサラの破産確率表を見てみましょう。

すると、勝率別に以下のペイオフレシオが目安になることが分かります。

  • 勝率30%:ペイオフレシオ3.0以上
  • 勝率35%:ペイオフレシオ2.5以上
  • 勝率40%:ペイオフレシオ2.0以上
  • 勝率45%~50%:ペイオフレシオ1.5以上
  • 勝率55%~65%:ペイオフレシオ1以上
  • 勝率70%~:ペイオフレシオ0.5以上

勝率が高ければペイオフレシオが1を下回っていても破産確率は0%になりますし、勝率が低くてもペイオフレシオが高ければ破産することがないと分かります。

したがって、スキャルピングのような勝率が高くなる取引スタイルではペイオフレシオ0.5~1.5、それ以外ではペイオフレシオ1.5以上を目安に取引をするとよいでしょう。

ただし、あくまでもバルサラの破産確率表上の計算になるので、取引結果を定期的に確認することが重要です。

バルサラの破産確率表については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
バルサラの破産確率の活用方法とは?計算式や表の見方について徹底解説

ペイオフレシオを上げるための方法

ペイオフレシオが低い場合は、まずは原因を突き止めることが重要です。ペイオフレシオが低くなる典型的な原因として、以下が挙げられます。

  • 損切りがなかなかできずに、損失額が大きくなっている
  • チキン利食いが癖になって利益を伸ばせていない

損切りを機械的にできるようになって、利益を最大限伸ばすことができればペイオフレシオは高まります。

逆指値をあらかじめ設定して損切り額を事前に決めておくことがまずは重要です。それだけで取引を続けることができます。

逆指値に抵抗がある場合は、ポジションサイズを落として損切りに慣れることからスタートしましょう。

損切りのコツについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiの損切り目安は何パーセント?損切りルールの決め方やコツ、タイミングも解説!

損切りができるようになれば、次に利益を伸ばすことを目標にします。

利益を伸ばすための一つの方法は、トレンド相場での順張りを徹底することです。

したがって、取引を続けつつ、トレンド相場を正しく見極めるスキルを身に付けるようにしましょう。

また、時間を意識して利益を確定したり、IFD注文やIFO注文などさまざまな注文方法を使い分けたりすることも有効です。

利益確定のコツについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

テイクプロフィットとは?ストップロスとの違いやFintokeiで役立つ計算方法などを解説!

まとめ

この記事では、ペイオフレシオの概要や目安の決め方、上げるための対策方法に至るまで詳しく解説しました。

ペイオフレシオは、安定してFintokeiで取引を続けるために分析するべき重要な指標です。

Fintokeiでは、マイページから簡単にペイオフレシオを計算することができるので、定期的に取引データを分析して改善を重ねることが重要です。

勝率やプロフィットファクターなど、他にも取引で役立つデータを 確認できるので、取引に取り入れてプロトレーダーへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

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