【すぐに使える】RCIの手法5選!3本のRCIや他のインジケーターを組み合わせた手法も紹介!

RCI(Rank Correlation Index)は、相場における買われすぎや売られすぎをシンプルに判断できるオシレーター系インジケーターです。

シンプルであり、かつ複数組み合わせることで相場をより正確に判断できるので、RCIはスキャルピングだけでなく、さまざまな取引スタイルで活用できます。

「RCIの手法をどのように活用すればトレードで勝てるのか?」

「具体的なエントリーポイントはどう選べば良いのか?」

RCIの手法と聞くと、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結論、RCIは順張りと逆張り両方で活用できますし、複数の期間設定や他のインジケーターを組み合わせることで勝率がさらに高まります。

この記事では、RCI手法について以下8つの項目で徹底的に解説します。

  • RCIの見方や使い方とは
  • RCIの売買シグナルとは
  • 複数のRCIの使い方
  • RCIを使ったトレード手法
  • RCIと他のインジケーターを組み合わせたトレード手法
  • RCIの取引手法はどの取引スタイルでも使えるのか
  • RCIを使ってFintokeiに挑戦する
  • まとめ

RCIの見方や使い方とは

RCI(順位相関指数)は、価格と時間の関係性をもとに、相場における買われすぎや売られすぎを「-100%~+100%」の範囲で表示するオシレーター系インジケーターです。

RCIでは-80%以下は売られすぎ水準、+80%以上は買われすぎ水準だと判断できます。

また詳しくは後述しますが、異なる期間設定のRCIを複数組み合わせて使われることも多々あります。

以下のチャートでは3本組み合わせる際のおすすめ設定である、9期間(赤)と26期間(青)、52期間(緑)を表示しています。

複数のRCIを組み合わせることで、相場における短期、中期、長期の動向を同時に把握できるようになるので、取引精度をより高められます。

RCIの見方や使い方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIとは?5つの基本的な見方や使い方を解説|設定期間やRSIとの違いも紹介

RCIの売買シグナルとは

RCIで確認できる売買シグナルについて、買いシグナルと売りシグナルをそれぞれ解説します。

2つの買いシグナル

RCIの買いシグナルとして覚えておきたいのは、以下の2つです。

  • -80%水準を下から上回ったタイミングで買いエントリー
  • RCIが0%を下から上にクロスしたタイミングで上昇トレンド継続

RCIの-80%を買いエントリーに使う場合、売られすぎ水準に達したからといってすぐにエントリーしないことがコツです。

強い下落トレンドが発生すると、RCIの値が-80%以下に張りつく可能性があるので、下から上回るまでエントリーを待つのが勝率を高めるコツです。

また、0%を上回ることは上昇トレンド継続を表すので、押し目買いのシグナルなどに使えます。

2つの売りシグナル

RCIの売りシグナルとして覚えておきたいのは、以下の2つです。

  • +80%水準を上から下回ったタイミングで売りエントリー
  • RCIが0%を上から下にクロスしたタイミングで下落トレンド継続

買いシグナルと同様、売りエントリーを実際に行う際は、+80%水準を上から下回るまで待つようにしましょう。

RCIの買いシグナルや売りシグナルについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIの買いシグナルと売りシグナルを徹底解説!勝率を高めたいトレーダー必見

複数のRCIの使い方

異なる期間設定のRCIは、2本または3本組み合わせるのが一般的です。2本または3本のRCIの使い方として、以下の2つを解説します。

  • ゴールデンクロスとデッドクロス
  • RCI3本の組み合わせ

ゴールデンクロスとデッドクロス

短期RCI(9期間)と長期RCI(26期間または52期間)を組み合わせることで、以下のようなゴールデンクロスとデッドクロスを確認することができます。

  • ゴールデンクロス:短期RCIが長期RCIを上回る
  • デッドクロス:短期RCIが長期RCIを下回る

見方は移動平均線と同様であり、ゴールデンクロスが買いシグナル、デッドクロスが売りシグナルです。

また売られすぎ水準である-80%以下でゴールデンクロスが発生、買われすぎ水準である+80%以上でデッドクロスが発生すると、より強いシグナルとなります。

以下のチャートでは、9期間(赤)と26期間(青)を表示しています。

+80%以上におけるデッドクロスの形成が下落のきっかけになっていることが分かります。

RCI3本の組み合わせ

3本のRCIの見方は以下の通りです。

  • 長期RCI:相場の大きなトレンド(長期トレンド)を判断
  • 中期RCI:相場の大きなトレンド(中期トレンド)を判断
  • 短期RCI:エントリータイミングを判断

長期RCIと中期RCIで相場における大きなトレンドを把握します。そして価格に最も敏感に反応する短期RCIでエントリータイミングを見極めます。

例えば、以下チャートでは長期RCIと中期RCIが-80%以下から上昇を始めました。

そこで、短期RCIが長期RCIと中期RCIへ向けて押し目をつけ、上昇したことを確認してエントリーをします。

RCI3本の組み合わせについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【簡単】RCIの3本取引手法を徹底解説!長期、中期、短期の見方も紹介

RCIを使ったトレード手法

RCIを使ったトレード手法として、以下の3つを解説します。

  • RCI1本を使った逆張り手法
  • RCI3本使った順張り手法
  • RCI3本使った逆張り手法

RCI1本を使った逆張り手法

1つ目は、短期RCI1本を使った逆張り手法です。

短期RCIが±80%のラインをクロスし、再び逆方向にクロスしたタイミングでエントリ-します。

例えば、以下チャートではRCIが-80%水準を下回り、上抜けしました。このタイミングで買いエントリーです。

エントリー時には損切りを直近安値に設置しておきます。そしてRCIが+80%または主要な高値へ到達したタイミングでの決済です。

またトレンド転換サインであるダイバージェンスを利益確定のサインにすることもおすすめです。

RCIのダイバージェンスについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIでダイバージェンスを見つける意味とは?すぐに使える取引手法も解説!

RCI3本使った順張り手法

2つ目は、RCI3本を使った順張り手法です。

長期RCIと中期RCIでトレンド方向を確認して、買いか売りを決め、短期RCIをシグナルにしてエントリーをします。

以下チャートでは、長期RCIと中期RCIが+80%付近で張り付いている、つまり強い上昇トレンドが続いていると判断できるので、買いエントリーを狙います。

短期RCIのみが下に乖離して、-80%付近で反発したタイミングで買いエントリーをします。

強いトレンドが発生している場合は、-80%手前までしか下落しないケースも多いので、-60%付近など、やや幅広い範囲をエントリー目安としておくとよいでしょう。

損切りは直近安値に設置し、利益確定はRCIが+80%または主要な高値へ到達したタイミングです。

RCI3本使った逆張り手法

3つ目は、RCI3本を使った逆張り手法です。

逆張り手法はレンジ相場で特に有効なので、まずはRCI3本を使ってレンジ相場を見極めます。

以下のように短期、中期、長期3本のRCIが互いに絡み合っている状態がレンジ相場だと判断できます。

そして短期RCIが+80%(-80%)を上回った(下回った)のちに、反転し再度クロスしたタイミングでエントリーです。

クロスしたタイミングで、相場価格がレンジ端付近で推移しているかどうかも確認しておきましょう。

損切りはエントリー位置に近いレンジ端の水平線に設置し、利益確定は中央の0%付近に戻ったタイミングです。

レンジ相場では、早めの利益確定を心がけるようにしましょう。

RCIと他のインジケーターを組み合わせたトレード手法

RCIは他のインジケーターと組み合わせてトレードで活用することもできます。

ここでは、RCIと以下のインジケーターを組み合わせたトレード手法を解説します。

  • RCIとMACDの組み合わせ
  • RCIとボリンジャーバンドの組み合わせ

RCIとMACDの組み合わせ

RCIとMACDを組み合わせることで、トレンド初期を狙った順張り取引ができます。

RCIとMACDを組み合わせる際に確認するべき点は、以下の2つです。

  • RCIが-80%(+80%)を下(上)回っているかどうか
  • MACDでゴールデンクロス(デッドクロス)が発生しているかどうか

以下のチャートでは、RCIが-80%を下から上にクロスしたのち、MACDでゴールデンクロスが発生、さらに0ラインを超えたのち上昇トレンドが形成されています。

RCIの方がMACDよりも早めに売買シグナルを発する傾向にあるので、RCIでエントリーをして、MACDのシグナルで追加エントリーをするという使い方がおすすめです。

RCIとボリンジャーバンドの組み合わせ

RCIとボリンジャーバンドを組み合わせることでも、順張り取引が可能です。

以下のチャートでは、RCI3本が+80%以上に張り付いている、つまり強い上昇トレンドが発生していると判断できるので、買いエントリーを狙います。

したがって、ボリンジャーバンドの-2σにタッチしたタイミングでエントリーを繰り返すことができます。

またRCIと組み合わせることで、リアルタイムでは判断することが難しい「バンドウォーク」という形もより正確に判断できるようになるというメリットもあります。

RCIとMACDやボリンジャーバンドの組み合わせ方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIとMACDは組み合わせられる!ボリンジャーバンドを組み合わせた手法も紹介!

RCIの取引手法はどの取引スタイルでも使えるのか

RCIはデイトレード、スキャルピングなどトレードスタイルを問わずに活用できるインジケーターです。

トレードスタイルを変えることで意識しなければならないことは変わりますが、基本的な使い方は変わりません。

RCIはRSIのような他のオシレーター系インジケーターと比べて、細かな値動きに対して敏感に反応する特徴があります。

したがってスキャルピングを始めたいが、どのオシレーター系インジケーターを活用するか迷っている方におすすめです。

RCIのスキャルピングについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

RCIのスキャルピングコツを徹底解説!最強設定や手法はあるのか?

RCIを使ってFintokeiに挑戦する

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

今回紹介したRCIを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

まとめ

この記事では、RCIを活用したトレード手法について詳しく解説しました。

RCIは、相場の過熱感を一目で把握できる優れたインジケーターであり、単独でも有効ですが、複数のRCIを組み合わせることで、短期から長期の相場動向をより的確に把握することができます。

また、他のインジケーターとの組み合わせでさらに取引の精度を高めることも可能です。

RCIを使いこなすことで、トレードの勝率を向上させ、より安定した利益を目指しましょう。

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