スキャルピングでおすすめの通貨ペアTOP3|勝ちやすい銘柄を選ぶコツとは

スキャルピングで効率的に利益を狙いたいけれど、「どの通貨ペアを選べばいいのか分からない」と感じたことはありませんか?

通貨ペアごとに価格変動の大きさ(ボラティリティ)や取引コスト(スプレッド)などに違いがあります。

通貨ペアの選択を間違えてしまうと、たとえ優れた取引手法であってもスキャルピングでなかなか利益が積みあがらないといった状況になりかねません。

例えば短時間で何度も取引を繰り返すスキャルピングでは、わずかなコスト差が積みあがることによって思ったよりも利益がないといった状況もあり得ます。

この記事では、Fintokeiでスキャルピングを行う上でおすすめの通貨ペアをランキング形式で紹介するとともに、勝ちやすい通貨ペアの共通点などを以下の項目で詳しく解説します。

  • スキャルピングにおすすめの通貨ペアランキングTOP3
  • スキャルピングで勝ちやすい通貨ペアの特徴
  • スキャルピングでは通貨ペア以外の銘柄もおすすめ
  • スキャルピングでおすすめの通貨ペアを取引する際のコツ
  • まとめ

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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

スキャルピングにおすすめの通貨ペアランキングTOP3

スキャルピングにおすすめな通貨ペアとして、以下の3つを紹介します。

  • ドル円
  • ユーロ米ドル
  • ポンド円

第1位 ドル円

ドル円は2022年時点で1日あたりの取引量が約1兆ドルに達するほど、世界で2番目に取引量が多い通貨ペアであり、流動性の高さを誇ります。

流動性とは、「売買のしやすさ」や「注文がすぐに成立するかどうか」を示す指標です。

流動性が高いほど、スプレッド(コスト)が狭くなり、注文の滑り(スリッページ)が起こりにくくなるのです。

またアメリカや日本の経済指標発表時にボラティリティが大きくなる傾向があるため、狙った時間帯にトレンドの初動に乗る順張り戦略もとることができます。

スプレッドも極めて狭く、1日の変動幅も100〜150pipsとボラティリティの観点からもバランスが良いためスキャルピングに適した通貨ペアと言えるでしょう。

第2位 ユーロ米ドル

ユーロ米ドルは、世界で最も取引量が多い通貨ペアであり、​全体の取引量の約25%を占めています。 ​

ドル円と比較すると、ユーロ/米ドルはボラティリティがやや低く、1日の変動幅が約50〜80pipsになります。

しかし他のドルストレート通貨ペアと比べても、ユーロ/米ドルは取引量が多く安定した流動性という点から、スキャルピングに適した通貨ペアと言えるでしょう。

またユーロ/米ドルは、比較的レンジ相場が形成されやすい傾向があるため、サポートラインやレジスタンスラインを活用した逆張り戦略が有効です。

ドル円よりややボラティリティが小さい分、損切りも浅めに設定でき、利益を確保しやすくなります。

第3位  ポンド円

ユーロ円やポンド米ドルの1日の変動幅が約50~100pipsに対し、ポンド円は約150~300pipsとボラティリティが非常に高く、短期間で大きな利益を狙える通貨ペアです。 ​

高いボラティリティは魅力ですが、スプレッドも0.7銭程度と高くリスクも増加するため、他のトレードスタイルで経験を積んだトレーダーに特におすすめです。

ロンドン市場やニューヨーク市場の変動が激しくなるタイミングで、短期トレンドの押し目買いや戻り売りを狙うのが有効です。

スキャルピングで勝ちやすい通貨ペアの特徴

スキャルピングには勝ちやすい通貨ペアと勝ちづらい通貨ペアがあります。勝ちやすい通貨ペアに共通する以下の特徴を抑えて、取引銘柄を選ぶようにしましょう。

  • 通貨強弱の関係が明確
  • 取引量が多い
  • ボラティリティが大きい
  • スプレッド(コスト)が狭い
  • 市場での注目度が高まっている
  • 経済指標の発表が頻繁にある
  • 情報を手に入れやすい

その1:通貨強弱の関係が明確

通貨の強弱がはっきりしていれば、相場に方向性が出やすく、短時間でのトレンドを掴みやすくなります。

以下は、AUD/JPYの5分足チャートに通貨強弱が分かるインジケーターを表示したものです。

通貨強弱のインジケーターでAUDが強く、JPYが弱いことが分かったタイミングでAUD/JPYが上昇しました。

このように通貨の強弱が明確であれば、スキャルピングのエントリータイミングを掴みやすくなります。

一方で強弱が拮抗している通貨ペア、例えばドルと円がどちらも強い場合のドル円などは、方向性が曖昧でレンジになりやすいのでスキャルピングは避けるのが賢明です。

その2:取引量が多い

取引量が多い通貨ペアは、多くのトレーダーの意思によって価格が形成されるのでテクニカル分析が機能しやすいです。

以下の表は、国際決済銀行(BIS)が3年ごとに計測している外国為替市場における取引量Top5です。

ランキング通貨ペア取引量の割合(2022年4月)
1EUR/USD22.7%
2USD/JPY13.5%
3GBP/USD9.5%
4USD/CNY6.6%
5USD/CAD5.5%

出典:国際決済銀行(BIS)「2022 年外国為替及びデリバティブに関する中央銀行サーベイ

ランキングを見ると、ドルストレート関連の銘柄が為替市場において多く取引されていることが分かります。

またユーロドルやドル円のように流動性が高い通貨ペアは、スリッページが発生しにくく意図した価格で取引が成立しやすいので、細かい値幅を狙うスキャルピングでは非常にメリットが大きいです。

その3:ボラティリティが大きい

ボラティリティが大きいと、短時間でも相場がしっかり動いてくれるので、スキャルピングで利益を得るチャンスが多くなります。

例えばポンド円はボラティリティが高く、1日に200pips以上動くことも少なくありません。

一方でトルコリラ円のようなボラティリティの低い通貨ペアは流動性が低く、その上スプレッドの幅も広くなるため中々スキャルピングで利益を積み重ねられません。

スプレッドの負担を抑えて、効率よくスキャルピングに取り組むためにもボラティリティの大小も気にして取引銘柄を選びましょう。

その4:スプレッド(コスト)が狭い

短時間で何度も取引を行うスキャルピングでは、取引ごとのコストである「スプレッド」が狭いほど利益を上げやすくなります。

例えばスプレッドが0.2銭のドル円と、スプレッドが0.8銭のポンド円について1ロット取引した場合を考えてみましょう。なお取引手数料はなし。

上記の場合の取引コストは、ドル円は200円(0.002円 × 10万通貨)、ポンド円は800円(0.008円 × 10万通貨)となり、1回の取引をするだけで600円もの差が出てきます。

このコスト差が1日に何十回と積み重なると、損益を大きく圧迫する原因にもなるためスプレッドが狭い通貨ペアがスキャルピングに向いているのです。

ただし、ポンド円のようにスプレッドが多少広くても、ボラティリティが高く一回に狙える利益が大きい通貨ペアもあるので、スプレッドとボラティリティのバランスを考慮することも重要です。

Fintokeiのスプレッドについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiのスプレッドは広すぎ?取引手数料や評判を含め実態を徹底調査

その5:市場での注目度が高まっている

市場での注目度が高い通貨は取引数量が増えて相場のボラティリティが通常よりも高くなるので、スキャルピングで狙いやすい短期的なトレンドが発生しやすいです。

実際に注目されている通貨かどうかは、Googleトレンドなどで確認できます。

例えば、2024年11月5日に行われたアメリカ大統領総選挙の投開票日後、Googleトレンドではドル円の検索数が急上昇しています。

画像引用:Google Trends

実際にドル円のチャートでは1日で300pips以上の値動きがあったため、相場に乗ることができれば多くの利益を狙えたことが分かります。

常にどの通貨ペアが市場で注目度が高まりそうなのかアンテナを張っておくと、スキャルピングで利益を狙える可能性を高められるでしょう、

その6:経済指標の発表が頻繁にある

経済指標の発表前後の取引は危険だとされますが、ことスキャルピングに関しては取引チャンスとなることも多いです。

経済指標は発表する時間も事前に決まっているため、事前に政策ギャップなどを予想することができれば、意図して利益を狙う絶好のチャンスになります。

またサプライズの利上げなど、相場価格が大きく変動する材料が出ればスキャルピングで短期的な値幅を狙うことも可能になります。

特にファンダメンタル分析とスキャルピングを極めたいというトレーダーは、経済指標の発表が頻繁にある通貨ペアを選ぶとスキルの上達速度も上がるでしょう。

その7:情報を手に入れやすい

値動きに対して即座に反応する必要があるスキャルピングでは、情報の手に入れやすさが重要になります。

なぜなら情報が簡単に手に入れられると相場の予想を立てやすくなり、より安心してトレードの判断を下せるようになるからです。

情報を手に入れやすい代表的な通貨ペアと言えば、ドル円のようなクロス円通貨ペアでしょう。

「円」に関する新鮮な情報は日本語で入手することができ、かつ発信者も多いので情報が手に入りやすいです。

特に初心者にとっては、馴染み深く理解しやすい通貨ペアでトレードを始めることで不用意な混乱を避けられるでしょう。

スキャルピングでは通貨ペア以外の銘柄もおすすめ

スキャルピングにおすすめの通貨ペアについて解説してきましたが、通貨ペア以外にもスキャルピングに向いている以下のような銘柄もあります。

  • ゴールド
  • ナスダック100指数

ゴールド

ゴールドは通貨ペアと比較してボラティリティが大きく、1日に300pips〜500pips以上動くことも珍しくありません。

またゴールドの中でも取引量が多いXAUUSD(ドル建てゴールドに関しては、ドルと逆相関の動きをする傾向にあるためドル円との相関を見ながら戦略を立てやすい点も魅力です。

また世界情勢が不安定な際に価格が上昇しやすい傾向があったり、長く上昇トレンドが続いていたりとスキャルピングに役立つ判断材料が多いことも特徴です。

ナスダック100指数

ナスダック100は、NASDAQに上場しているハイテク関連銘柄が中心で構成されている株価指数であり、値動きが非常に活発で1日の変動幅は500〜1,000pipsを超えることも多くあります。

スプレッドは業者ごとに異なりますが、低く設定されているケースが多くコストを抑えた取引が可能です。

またニューヨーク市場のオープン(日本時間21時〜翌日23時)に向けて大きく動く傾向があり、取引時間を絞れば効率的にスキャルピングを行えます。

スキャルピングでおすすめの通貨ペアを取引する際のコツ

スキャルピングで通貨ペアを取引する際は以下のポイントを抑えておきましょう。

  • 1つの通貨ペアにこだわりすぎない
  • 資金管理は通貨ペアごとに変える

1つの通貨ペアにこだわりすぎない

スキャルピングでは特定の通貨ペアにこだわりすぎず、時間帯や状況次第で切り替えることが重要です。

相場状況は常に変動しており、昔はボラティリティが小さかった通貨ペアでも、現在は大きなボラティリティを持つ通貨ペアに変化していることがあります。

例えばドル円は以前、ボラティリティが小さくスキャルピングには不向きとされていました。

しかし、2022年以降の米国の利上げや日本の金融政策の変更によってボラティリティが拡大し、スキャルピングに適した通貨ペアになっています。

スキャルピングの効率を上げるためにも、相場環境に合わせて通貨ペアに切り替えることも検討しましょう。

資金管理は通貨ペアごとに変える

通貨ペアごとにボラティリティが異なるため、通貨ペアごとに適切なロット数や損切、利確ラインなどの資金管理を意識することも重要です。

例えば、ドル円は1日の変動幅が100〜150pips程度ですが、ポンド円は1日で200pips以上動くことも珍しくありません。

したがってポンド円を取引する場合は、損切りや利確ラインを広めに設定する必要があります。

またボラティリティが高い通貨ペアでは、保有ロット数を小さくしてリスクを抑えることで、急激な値動きによる損失を防げます。

具体的な損切り幅やトレードの目安については、以下の記事を参考にしてください。

Fintokeiにおけるスキャルピングの損切り幅は何pips?1トレードの目安や損切り貧乏の解決策も解説!

まとめ

この記事では、スキャルピングで勝ちやすい通貨ペアの特徴や、おすすめ通貨ペアランキングTOP3、さらにはゴールドやナスダック指数といった通貨ペア以外の銘柄まで、Fintokeiでスキャルピングに挑戦する際に役立つ情報を詳しく解説しました。

勝ちやすい通貨ペアには、通貨強弱の明確さ・取引量の多さ・ボラティリティの大きさなどといった共通点があります。

そして中でもドル円やユーロ米ドル、ポンド円は特にスキャルピングに適した通貨ペアとして人気です。

さらに通貨ペアごとの資金管理や取引タイミングの工夫など、実際のトレードに活かせるポイントもお伝えしました。

初心者の方はまず流動性が高く情報を得やすいドル円から、上級者はボラティリティの高いポンド円やゴールドで利益を狙うのもおすすめです。

無料トライアルも実施中のFintokeiで、あなたもスキャルピングに最適な通貨ペアを選び、プロトレーダーへの一歩を踏み出してみてください。

※Fintokeiでは、15秒未満に注文と決済を行うティック・スキャルピング(Tick Scalping)は禁止されています。また累計取引高の10%を超えるロット数にて、「ティック・スキャルピング」の定義に該当する取引を行うことも禁止されています。禁止行為を繰り返すと口座が閉鎖されるので、注意してください。

Fintokeiで禁止されているティック・スキャルピングについては、こちらを参考にしてください。

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