Fintokeiにおけるスキャルピングの損切り幅は何pips?1トレードの目安や損切り貧乏の解決策も解説!
スキャルピングは短期間で売買を繰り返すトレードスタイルであり、比較的自由に利益を狙えるのでスキャルピングから始めてみるというトレーダーも少なくありません。
ただし、スキャルピングではポジションを保有したまま放置ということはできず、必ず損切りをする必要があります。
したがって、損切りを正しくできないと、損切り貧乏に陥ってしまってなかなか取引がうまくいかないというケースも多いのです。
「スキャルピングの正しい損切りの設定方法は?」
「スキャルピングの損切り幅は何pipsぐらいを目安にしたらいいのか?」
スキャルピングの損切りについて考えると、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
結論、スキャルピングにおける損切りで守りたいのは、「3つの方法から損切りの仕方を選ぶこと」と「事前に損切りルールを設定すること」です。
この記事では、スキャルピングの損切りについて以下の7つの項目で詳しく解説します。
- スキャルピングへ取り組むメリット
- スキャルピングにおいて損切りが重要な理由
- スキャルピングで役立つ3つの損切り設定方法
- スキャルピングの損切り幅の目安とは?
- Fintokeiのスキャルピングで役立つ具体的な損切り方法
- スキャルピングで損切りをする際の注意点
- まとめ
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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
スキャルピングへ取り組むメリット
スキャルピングとは、数秒・数分以内という非常に短時間で短期売買を繰り返す取引手法です。
市場は絶え間なく小刻みに価格変動が起こるため、スキャルピングはその小さい価格変動の利益を狙います。
スキャルピングでは1回のトレードで獲得できる利益は少ないものの、取引回数を増やすことで最終的に大きな利益の獲得を目指すことができます。
また、スキャルピングは長期的にポジションを持つ場合に起こりえる経済指標や突発イベントによる予想外の価格変動に巻き込まれるリスクを抑えるメリットもあります。
他にもスキャルピングは相場に集中できる状況でしかトレードしないため、ポジションを持ち続けるときに起こりがちな私生活への影響も最小限に減らせる効果もあるのです。
スキャルピングにおいて損切りが重要な理由
Fintokeiでスキャルピングをする際に、損切りをすることが重要な理由として以下の3点が挙げられます。
- 損大利小になりやすいから
- 柔軟な取引判断が必要になるから
- 損失率に関する条件を守るため
損大利小になりやすいから
しっかり損切りを行わないと、スキャルピングは損大利小になりやすいです。
1回の取引における利益幅が小さいスキャルピングでは、適切に損切りをしなければせっかく積み上げた利益を数回ミスですべて失いかねません。
たとえば、スキャルピングで2pipsを5回獲得した場合の利益は10pipsですが、損切りを正確に行わずに1回の取引で10pipsレートが逆行すれば利益はなくなってしまいます。
このように長期的にスキャルピングで利益を積み上げていくためには、リスク管理を怠らずにしっかりと損切りをすることが重要なのです。
柔軟な取引判断が必要になるから
スキャルピングは柔軟な取引判断が必要になるトレードスタイルです。
たとえば、上昇トレンド発生中に押し目買いした際に、予想に反して価格が下落したときはすぐにポジションを解消するといった素早い取引判断が大事です。
スキャルピングは一瞬の躊躇が大きな損失につながる可能性が常にあるため、事前に損切りルールを決めておくことで、相場の急変に速やかに対応できるようになるのです。
また、安定したメンタルで冷静な取引判断をするためにも損切りは大切です。
メンタルが安定していると、メンタルに左右されて無計画にポジジョンを保有してしまうリスクも抑えられるでしょう。
損失率に関する条件を守るため
Fintokeiでは、損失率に関する条件を守らなければ取引を続けられなくなってしまいます。
たとえば入門プランやチャレンジプランでは1日の最大損失率は-5%、すべてのプランで共通して全体の損失率-10%を超えないようにする必要があります。
このようにFintokeiでは損失率に関するルールを設けているため、損切りを適切に行わなければ、いつかはFintokeiで取引を続けられなくなってしまう可能性が高いでしょう。
スキャルピングで役立つ3つの損切り設定方法
スキャルピングで役立つ損切りの設定方法には、主に以下の3つがあります。
- 固定のpipsで損切り
- 相場価格に合わせて損切り
- 時間で損切り
固定のpipsで損切り
スキャルピングの損切りの設定方法1つ目は、固定のpipsでの損切りです。
たとえば、1pipsのレート逆行で損切りすると設定した場合、米ドル/円(USD/JPY)であれば1銭レートが予想した方向と逆に進行すれば損切りします。
どれくらいのpipsで損切りをするかどうかは自由に決められるので、初心者でも損切りを設定しやすいのが特徴です。
ただし、適切に損切りpipsを設定できないと、損大利小になる可能性が高いというデメリットがある点には注意が必要です。
相場価格に合わせて損切り
スキャルピングの損切りの設定方法2つ目は、相場価格に合わせた損切りです。
相場で目立つ高値・安値を背にして、そのラインに損切りを設定するのが一般的です。
高値や安値などのいわゆるレジスタンスラインやサポートラインは、市場参加者が特に注目する価格帯になるので突破されづらく、損切りの目安として最適なのです。
たとえば、以下のオレンジ四角でスキャルピングをする場合、損切り位置は直近高値の水平線となります。
高値・安値の少し上下に損切りラインを設定したり、より上位足で意識されているラインを損切り位置とすることで、勝率を高められる可能性があります。
時間で損切り
スキャルピングにおける損切りの設定方法としてあまり知られていないですが、時間で損切りをする方法も有効です。
特に短期間しかポジションを保有しないスキャルピングしないでは、一定時間が経ったにもかかわらず予想よりも価格が伸びなかった場合は、損切りしたほうがうまくいくケースも少なくないのです。
そもそもスキャルピングは市場にボラティリティがないとレートが動かず、取引として成立しづらいです。
つまり時間が経ったのに価格が伸びていないということは、ボラティリティが少ない時間帯にトレードしている可能性が高いと考えられるのです。
またスキャルピングでは、スプレッドが損益に与える影響も大きくなるので、ボラティリティのなくスプレッドが広い時間帯にトレードすることは得策ではありません。
スキャルピングの損切り幅の目安とは?
スキャルピングの損切り幅の目安に絶対はありません。
一般的には3pips〜10pips前後と言われていますが、トレードスタイルや取引する通貨ペアによって異なります。
たとえば、ボラティリティが低い時間帯や通貨ペアの場合は1pipsでも取引が成立することもありますが、ボラティリティが高いケースでは10pips以上の幅に広げる必要があります。
適切な損切り幅を設定しないと損切り貧乏になる原因にもなるので、絶対的な目安を決めるのではなく、相場に合わせた損切り幅を目安として設定するようにしましょう。
Fintokeiで役立つ損切り目安の決め方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiの損切り目安は何パーセント?損切りルールの決め方やコツ、タイミングも解説!
Fintokeiのスキャルピングで役立つ具体的な損切り方法
Fintokeiのスキャルピングで役立つ具体的な損切り方法として挙げられるのが、以下の手順で損切りをする方法です。
- 証拠金の1%を1トレードにおける損切り目安とする
- 損切り目安をもとに、相場価格に合わせて取引数量を設定する
まず、Fintokeiは全プラン共通して証拠金に対する損失率が10%を超えた時点でトレードができなくなります。
したがって、証拠金の1%を1トレードにおける損切り目安としておけば、比較的勝率が高いトレードスタイルであるスキャルピングであれば、トレードを続けられなくなるというリスクは低くなるのです。
1トレードにおける損切りの目安が決まれば、あとはチャートにおける重要な水平線を損切り位置に設定して、取引数量を計算するようにしましょう。
スキャルピングで損切りをする際の注意点
スキャルピングで損切りをする際には、以下の3点に注意するようにしましょう。
- リスクリワードを意識する
- 損切りに関するルール作りを事前にしておく
- 損切り幅を狭くしすぎない
リスクリワードを意識する
比較的勝率が重要視されるスキャルピングでも、リスクリワードを意識することは大事です。
リスクリワードが1:3であれば、勝率40%程度でも確実に利益が積み重なっていきます。
どうしてもスキャルピングは素早い判断が求められるためリスクリワードを忘れがちですが、事前に損切り幅と利食い幅を設定しておくことが、利益を残すためのコツです。
勝率とリスクリワードの関係性については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?
損切りに関するルール作りを事前にしておく
損切りに関するルールを事前に立てて置くことで、リスクリワードを保ちつつ、メンタルを安定してスキャルピングを続けていくことができます。
損切りに関するルールの例は以下の通りです。
- 一日に〇pips負けたらトレード終了
- 一日に〇pips勝ったらトレード終了
- 一日〇円負けたらトレード終了
- 一日〇円買ったらトレード終了
- ボラティリティのない日や時間帯はトレードしない
- 重要経済指標やイベント発生前はトレードしない
損切り幅を狭くしすぎない
スキャルピングでは損切り幅を狭くできれば利益が積みあがっていくように勘違いされがちですが、狭くしすぎると損切り貧乏になるリスクが高まります。
損切りは確かに重要ですが、損切りをしすぎても利益にはつながりません。
ここまで解説してきたとおり適切な損切り幅の設定が大事なのであって、損切りができるようになったからトレードが上達したと思ってしまわないように注意しましょう。
まとめ
この記事ではスキャルピングにおける損切り幅や損切りの目安、Fintokeiで使える損切り方法などについて、詳しく解説しました。
スキャルピングは短期間で売買を繰り返すため、損切りのタイミングについて特に慎重になる必要があります。
リスクリワードや事前に決めたルールを中心に適切な損切り幅を設定したうえで、Fintokeiにおける許容損失率を考慮するようにしましょう。
スキャルピングは損切りせずに完了するトレードスタイルではないので、今回紹介した損切りの設定方法や損切り幅の目安を基準にトレードしてみてください。