スイングトレードで勝てない7つの理由|勝つための対策方法を徹底解説!
スイングトレードとは、数日から数週間にわたってポジションを保有し、相場の大きな値動きを狙うトレードスタイルです。
スイングトレードには取引に手間がかからず、トレンドに乗ることができれば大きな利益を狙いやすいというメリットがあります。
「スイングトレードに取り組んでいるけれど、なかなか結果が出ない。」
「スイングトレードで勝つための方法を知りたい。」
スイングトレーでは大きな利益を狙いやすいと聞くと、上記のような悩みや要望を持つ方も多いのでしょうか。
結論、スイングトレードで勝てないトレーダーには7つの共通点があり、勝てない理由に対してしっかりと対策を行えばスイングトレードで勝つことができます。
この記事では、スイングトレードで勝てない理由や具体的な対策方法などについて以下の4つで詳しく解説します。
- スイングトレードで勝てない7つの理由
- Fintokeiではスイングトレードをやめておいた方がいい?
- スイングトレードで勝てない人のための4つの対策
- まとめ
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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
スイングトレードで勝てない7つの理由
スイングトレードに取り組んでいるのに、思うように結果が出ないトレーダーに向けて、スイングトレードに勝てない原因として代表的な以下7つの理由を解説します。
- 順張り取引ができていない
- トレンドが発生しにくい銘柄を取引している
- テクニカル分析の知識のみで取引へ望んでいる
- 複数銘柄を確認できていない
- 取引数量を間違えている
- 損切りと利益確定を正しく決められていない
- トレードルールを守れていない
その1:順張り取引ができていない
スイングトレードで勝てない理由の一つに、「順張り取引」ができていないことが挙げられます。
例えば、上昇トレンドの中で売り(ショート)ポジションを持って逆張りをするとします。
逆張りで一時的に利益が出たとしても、スイングトレードではポジションを数日から数週間にかけて保有するため、最終的に相場の勢いに戻されて損切りになってしまうケースが多いのです。
長期間のトレードスタイルであるスイングトレードでは、順張り取引をして相場のトレンドに乗ることができていないと利益を伸ばすことが難しいのです。
その2:トレンドが発生しにくい銘柄を取引している
トレンドが発生しにくい銘柄をスイングトレードの取引銘柄にすると、順張り取引がうまくいかず利益を上げるのが難しくなります。
トレンドが発生しにくい銘柄の代表が、EUR/GBPやAUD/NZDなどの合成通貨ペアです。
以下はAUD/NZDの月足チャートであり、過去数年間にわたってレンジ相場を形成していることがわかります。
レンジ相場内でスイングトレードを行うと、ポジションを保有している最中に価格が建値に戻ってきてしまって利益が出せなくなるのです。
ただしレンジの底で買ったり、売ったりを繰り返すことはできます。
しかし、決済のタイミングを逃すと長い期間をかけて取引をしたのにもかかわらず損失で終わる結果になりかねないので注意が必要です。
その3:テクニカル分析の知識のみで取引へ望んでいる
テクニカル分析だけでは、相場の大きな流れを正確に捉えることができないのでスイングトレードの勝率が下がります。
相場の大きな流れは、各国の経済状況や金利動向、政府の政策などファンダメンタル分析によって理解できる要因によって決まることが多いです。
例えば、2022年から2023年にかけてアメリカは利上げを続けましたが、日本の金利が引き上げられることはありませんでした。
その結果、金利差からドルが買われ、ドル円は長期的な上昇トレンドを形成しました。
テクニカル分析だけでは、こうした背景を捉えられないため長期的なトレンドを予測するのが難しくなるのです。
テクニカル分析とファンダメンタル分析の使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫テクニカル分析とファンダメンタル分析どっちを使うべき?使い分け方を解説!
その4:複数銘柄を確認できていない
取引している銘柄だけを確認していると、相場の大きな流れや背後にある要因を見落としてしまうケースがあり、勝つことが難しくなってしまいます。
例えば、ドル円(USD/JPY)が上昇する要因として、大きく以下の2つが考えられます。
- ドルが買われている
- 円が売られている
どちらの要因でドル円が上昇しているのかを確認するためには、EUR/JPYやGBP/JPYなどの他の通貨ペアを見る必要があるのです。
複数銘柄を確認できていないと、いざ下落が始まった際に、トレンド転換が発生しているのか、ただの押し目なのか見分けがつかずに狼狽してしまう原因となります。
その5:取引数量を間違えている
取引数量(ポジションサイズ)の設定を誤ると、スイングトレードで勝ち続けるのが非常に難しいです。
スイングトレードでは、長期間ポジションを保有することで比較的大きな値幅を狙います。
長期間ポジションを保有する間に価格が逆行する可能性もあるので、ある程度の価格変動に耐える余裕が必要になります。
しかし取引数量を多く設定してしまうと、わずかな逆行でロスカットになってしまう可能性が高まるのです。
特にスキャルピングやデイトレードなどの短期トレードを普段行っているトレーダーは、同じ取引数量のポジションを保有しないように注意が必要です。
その6:損切りと利益確定を正しく決められていない
損切り(ストップロス)と利益確定(ターゲット)の水準を正しく決められていないことも、スイングトレードで勝てない原因の1つです。
例えばスイングトレードをするにもかかわらず、スキャルピングのように損切り幅を数pipsに設定すると、短期的な値動きで簡単に損切りになってしまいます。
また利益を求めすぎて、利益確定を近い位置に設定してしまうとリスクリワードが悪くなって、トータルで負けてしまうという結果になりかねません。
スキャルピングやデイトレードなどと同様、スイングトレードにおいてもリスクリワードを追及することは重要です。
リスクリワードについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?
その7:トレードルールを守れていない
スイングトレードで勝てないもう一つの大きな理由は、トレードルールを守れていないことです。
たとえ適切なトレードルールを設定していたとしても、それをしっかりと守れていなければ、勝率や収益は安定しないのです。
多くの場合、感情に取引が左右されることが、ルールを守れない主な原因となります。
特にスイングトレードでは長い期間ポジションを保有するので、利益を確定したいという欲望や、急落した場合に損切りをためらう恐怖が生まれやすいです。
感情が原因で、事前に決めたルールを無視してしまうと、せっかく作り出したトレード手法やルールも機能しなくなってしまいます。
トレーダーが陥りがちな心理については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
Fintokeiではスイングトレードをやめておいた方がいい?
現時点でスイングトレードで勝てないからと言って、Fintokeiではやめておいた方がいいという結論にはなりません。
たとえスイングトレードで勝てていなかったとしても、さきほど解説した原因の中に当てはまるものがあれば対策を行えばよいだけです。
ただしスイングトレードが合うかどうかは、性格や生活スタイル、リスク許容度に大きく左右される点は注意です。
Fintokeiでスイングトレードをすることを検討している人は、あらためてスイングトレードはどのようなトレーダーに向いているのかを抑えておきましょう。
- ゆっくりとFintokeiの公認プロトレーダーを目指したい人
- トレードに使える時間を多く取れない人
Fintokeiでスイングトレードとデイトレードどちらを選べばよいのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫大衆心理を理解する3つの方法|トレードで役に立たないは嘘
スイングトレードで勝てない人のための4つの対策
スイングトレードで勝てるようになるための対策として、以下の4つを解説します。
- 相場の大きな流れを正しく把握する
- 順張り取引を徹底する
- 安く買って高値で売ることを意識する
- 資金管理のルールを作り、守る
その1:相場の大きな流れを正しく把握する
スイングトレードで行う順張り取引の方向を決めるためには、相場の大きな流れを正しく読み取ることが重要です。
実際に取引を始める前に、以下の手順に沿ってトレンドを把握するようにしましょう。
・日足や月足など上位足で明確なトレンドが発生しているか確認する
・トレンド転換が迫っていないかを確認する
上位足のトレンドを確認する際は、トレンドが終盤でないかを確認することも重要です。
トレンド転換時にスイングトレードをしてしまうと、ポジションを長期間保有することができないので注意しましょう。
また上記の手順はテクニカル分析についてですが、ファンダメンタルズ分析も組み合わせられるとより取引精度は高まります。
テクニカル分析の方向とファンダメンタル分析の方向が重なるとトレンドがより長く続く可能性が高くなるので、一致したタイミングでエントリーをしましょう。
その2:順張り取引を徹底する
相場の大きな流れを正しく把握できたら、その方向への順張りを徹底しましょう。
たとえレンジ相場でスイングトレードをするとしても、順張りを意識することは重要です。
レンジ相場では、価格が一定の範囲で上下するため、買いと売りの両方で利益を狙うことができます。
しかし、最終的には相場はレンジをブレイクしてトレンドに戻る可能性が高いため、トレンドの方向に従った取引をしておくことでリスクを減らせます。
その3:安く買って高値で売ることを意識する
順張り取引をする際は「安く買って高値で売る」ことも意識しましょう。
順張り取引を徹底することは大切ですが、トレンドが確認できたからといってすぐにエントリーをすると、高値掴みや底売りになりかねません。
また押し目買い、戻り売りをしてなるべく良い価格でエントリーすることで、含み損を抱える機会が少なくなるため、心理的な負担も軽減されます。
多くのトレーダーが間違いがちな押し目買いとナンピンの違いについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫押し目買いとナンピン買いの違いや使い分けとは?Fintokeiのナンピンルールも解説!
その4:資金管理のルールを作り、守る
スイングトレードで勝ち続けるためには、資金管理のルールを作り、守るようにしましょう。
特にFintokeiでは損失率や利益率に関する条件が設けられているため、条件に沿った資金管理法を構築しておくようにしましょう。
取引ごとのリスクを資金全体の何%程度に抑えるかを決めることが、資金管理の基本です。
何回も連続して損切りとなる可能性があることを考慮すると、Fintokeiにおける1トレードごとの損失は取引資金の1%以内に抑えることが無難です。
決めたリスクに見合ったリワードが狙える場合のみ取引をすることで、スイングトレードで長期的に勝ち続けることができます。
Fintokeiの取引で使えるトレード手法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫Fintokeiのプロトレーダーになるために使える取引手法を解説!
まとめ
スイングトレードで思うように勝てないトレーダーに向けて、原因から対策方法まで詳しく解説しました。
スイングトレードで勝てないトレーダーには、順張り取引ができていない、ファンダメンタルズ分析ができていない、トレードルールが守れていないなど共通点があります。
勝てない原因をしっかりと理解し、対策することで、スイングトレードの成績を飛躍的に向上させることが可能です。
順張り取引を徹底したり、資金管理を適切に行ったりと今記事で紹介した対策をしっかりと行って、今一度取引戦略を見直してみましょう。