テイクプロフィットとは?ストップロスとの違いやFintokeiで役立つ計算方法などを解説!

トレードをしている中で「テイクプロフィット」という言葉を耳にしたことはありませんか?

テイクプロフィット(Take Profit)とは、含み益が出ているポジションを決済して利益を確定することであり、「利食い」や「利確(利益確定)」と同じ意味です。

「テイクプロフィットをどのようにして計算すればいいのか?」

「テイクプロフィットの設定方法や決め方のコツは?」

「テイクプロフィット」と聞くと上記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、テイクプロフィットについて、5つの決め方や設定方法、Fintokeiのトレードで役立つ計算方法など以下7項目で解説します。

  • テイクプロフィットとは何か
  • テイクプロフィットを決める5つの方法
  • テイクプロフィットには指値と成行がある
  • Fintokeiでテイクプロフィットを設定する方法
  • Fintokeiで役立つテイクプロフィットの計算方法
  • テイクプロフィットを設定する際の注意点
  • まとめ

Fintokeiでプロトレーダーを目指す

Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。

Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。

Fintokei公認のプロトレーダーになると、データ提供料としてデモ口座における取引利益額をもとに報酬がトレーダーへ支払われます。

初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。

また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。

無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiのサービスを体験してみてください。

Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

テイクプロフィットとは何か

テイクプロフィット(Take Profit)とは、含み益が出ているポジションを決済して利益を確定することです。

また取引プラットフォームによっては、指定した価格に達すると自動的にポジションが決済される指値注文を「TP(テイクプロフィット)」として指すこともあります。

利食いや利確との違いは?

テイクプロフィットは、「利食い」や「利確(利益確定)」と同じ意味で利用されます。

トレードでは含み益が出ていてもそれを確定しなければ実際の利益とはなりません。

したがって「利食い千人力」という言葉があるように、適切なタイミングで利確(テイクプロフィット)をすることがトレードでは重要です。

テイクプロフィットとストップロスの違い

ストップロスとは、含み損が出ているポジションを決済して損失を確定することです。

テイクプロフィットと逆の行為がストップロスである、と考えると分かりやすいでしょう。

トレードの一連の流れでは、エントリー後、利益を確定するためにテイクプロフィットを、損失を限定するためにストップロスを行います。

テイクプロフィットを決める5つの方法

トレードにおいて、適切なテイクプロフィット(利益確定ポイント)の設定は、安定した利益を得るために重要です。

テイクプロフィットを決める、以下の代表的な5つの方法を解説します。

  • 高値や安値に引いた水平線
  • 値幅(pips)
  • リスクとリワードの比率
  • テクニカル指標
  • トレード時間

高値や安値に引いた水平線

過去の高値や安値に引いた水平線はサポートラインやレジスタンスラインとなり、価格が反発しやすいポイントになります。

したがって、過去の高値や安値はテイクプロフィットの目安として有効です。

たとえば、以下チャートで買いエントリーを狙う場合、直近の高値である156.86円がテイクプロフィットの目安になります。

高値や安値を基準とした決め方は、トレード初心者でも理解しやすく、信頼性も高いです。

値幅(pips)

エントリー時に、何pipsで利益確定を行うかを事前に決めておく方法です。

何pipsを利益目標にするかは自由なので、誰でもこの方法でテイクプロフィットを決めることができます。

しかしボラティリティを無視して固定のpipsを利益目標にすると、利確できなかったり、チキン利食いになったりする可能性があります。

相場に合わせて柔軟に目標を変更する必要があるので、値幅を基準とするのは意外と難しい面もある点は注意です。

リスクとリワードの比率

ストップロス(損失)の水準を決め、そのリスクに対して適切なリワード(利益)が得られるラインをテイクプロフィットとして設定する方法です。

たとえばストップロスを300pipsに設定した場合、リスクリワード比率を1:2を狙うとなると、テイクプロフィットは600pips先に設定します。

損失額を基準にその2、3倍の利益を狙うことができる決め方なので、長期的に安定した収益を狙いやすいです。

リスクリワードについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?

テクニカル指標

エントリーの根拠にしたインジケーターなどのテクニカル指標を基準にテイクプロフィットを設定する方法です。

たとえば、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けた際に買いエントリーし、再び短期線が長期線を下抜けた際に利益確定を行うといった方法があります。

だましには注意しなければなりませんが、テクニカル指標だけでエントリーから決済の基準を決められることがメリットです。

またフィボナッチ・エクスパンションという、フィボナッチを活用してテイクプロフィットの目安にできるツールもあります。

フィボナッチについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

エリオット波動とフィボナッチの関係性を徹底解説!重要な数値やトレードでの使い方とは

トレード時間

トレードスタイルや市場のイベントに応じて、利益確定のタイミングを決めます。

たとえばデイトレードでは、1日の取引時間内にポジションを解消することが基本です。

したがって、たとえ利益が十分に伸びていなくても、取引終了時刻までに全てのポジションを利確することで、翌日にポジションを持ち越すリスクを避けられます。

また、重要な経済指標の発表前は市場が大きく変動するので、経済指標前に利確をしておくことで予測困難な価格変動による損失を回避できます。

思惑通りに価格が推移しなかった場合の予防策として、トレード時間を基準にしたテイクプロフィットの目安も決めておくことがおすすめです。

テイクプロフィットには指値と成行がある

テイクプロフィット(利益確定)の方法には、主に「指値注文」と「成行注文」の2種類があります。

指値注文は、あらかじめ設定した価格に達したときに自動的にポジションを決済する注文方法です。

一方で、成行注文とは現在の市場価格で即座にポジションを決済する方法です。

チャートを見る時間がなく自動で利確をしたい場合は指値注文、相場に合わせて決済タイミングを柔軟に変えたい場合は成行注文といったように使い分けることがおすすめです。

トレード経験者が利益確定で使う注文方法

トレード経験者は、以下のような注文方法も利益確定で活用しています。

  • IFD注文:新規注文と同時に、テイクプロフィットも設定する
  • IFO注文:新規注文と同時に、テイクプロフィットとストップロスも設定

IFD注文(If Done注文)では、新規注文と同時に、利確指値も設定します。

またIFO注文(If Done OCO注文)では、新規注文と同時に、利確指値と損切り指値の2つも設定します。

そして、利確または損切り指値に到達すると、片方の注文は解除されます。

このようにエントリーと同時に指値を設定しておくことで、トレードがより自動化できるようになるのです。

Fintokeiでテイクプロフィットを設定する方法

Fintokeiの取引プラットフォームでテイクプロフィットを設定する方法について解説します。

保有しているポジションを利益確定する方法

ポジションを保有している場合は、画面下部に表示されているポジションの右端にある「×」マークをクリックすると成行で利益確定をすることができます。

また保有しているポジションを右クリックして表示される「注文変更または取消」をクリックすると決済注文画面が表示されます。

決済注文画面から「決済指値」を指定すると、その価格で利益確定の指値を設定できます。

エントリー時にテイクプロフィットも設定する方法

エントリー時にテイクプロフィットも同時に設定することもできます。

チャートを右クリックし、「注文発注」「新規注文」の順に進むと、以下のような発注画面が表示されます。

「決済指値」を設定すると、その価格に到達した時点で利益確定がされます。

Fintokeiで役立つテイクプロフィットの計算方法

Fintokeiのプロトレーダーになるためには、リスクを一定以内に抑えつつ、目標利益を目指す必要があります。

したがって、まずは1トレードあたりの損失額を決めて、その金額からリスクリワード比率を基準にテイクプロフィットを計算する方法がおすすめです。

たとえばチャレンジプランでは、取引全体の損失を10%以内に抑えつつ、8%と6%の2段階の利益目標を達成することでプロトレーダーになれます。

したがって、1トレードあたりの損失額は取引資金全体の1%以内に設定しておくと安全です。

つまりリスクリワード1:1を狙う場合は取引資金全体の1%、1:2を狙う場合は取引資金全体の2%の利益額を狙える価格帯がテイクプロフィットとなります。

Fintokeiのチャレンジプランについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
Fintokeiの全チャレンジプランを徹底比較

テイクプロフィットを設定する際の注意点

テイクプロフィットを設定する際は、以下の3点に注意しましょう。

  • 設定したテイクプロフィットに到達しない可能性がある
  • 設定したレートで利確されない可能性がある
  • チキン利食いによって損切り貧乏になってしまう

設定したテイクプロフィットに相場価格が到達せずに利確できない可能性があります。したがって、万が一到達しなかった時のためにストップロスも設定しておくことが重要です。

また急激な価格変動時は、表示レートと注文レートがずれて希望する価格で利確ができない場合もあるので、急変動時のポジション決済は避けておいた方が無難です。

さらに利益が出始めた段階で早まって決済してしまう「チキン利食い」を続けると損切り貧乏に陥ってしまう可能性が高まります。

特に損切りに悩んでいる人は、リスクリワードを基準にテイクプロフィットを設定することがおすすめです。

損切り貧乏の対処法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

損切り貧乏から脱出する方法|4つの理由と対策方法を解説

まとめ

この記事では、テイクプロフィットの意味やFintokeiにおけるテイクプロフィットの設定方法、役立つ計算方法に至るまで詳しく解説しました。

テイクプロフィットを決めておくことは、利益を確保してトレード資金を増やすためには不可欠です。

今回紹介した4つの決め方を参考に、自分のトレードルールにあった方法を実際のトレード前に決めておきましょう。

慣れてきたら、時間による決め方やIFD注文などよりトレードが便利になるテイクプロフィットの決め方を活用してFintokeiのプロトレーダーを目指してみてください。

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