1取引で10pipsを狙うスキャルピング手法3選|欠かせない準備やコツも解説!

スキャルピングに取り組むトレーダーの中には、「どれくらいの値幅を狙えばいいのか?」と迷う方が多いのではないでしょうか。

特にスキャルピングでは細かい値動きを狙うからこそ、数pipsの利益差でトレード成績がマイナスになったり、またはプラスになったりする可能性があります。

結論として、スキャルピングでまず目指すべきは「10pips」の利益です。

この記事では、10pipsを目標とするメリットや具体的な取引手法、安定した利益を狙うためのコツなどを以下の項目で詳しく解説します。

  • スキャルピングで10pipsを目指すと良い3つの理由
  • 10pipsを狙うスキャルピングをするための前準備
  • 短時間で10pipsを狙えるスキャルピング手法3選
  • スキャルピングで10pipsの利益を狙うためのコツ
  • まとめ

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Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!

スキャルピングで10pipsを目指すと良い3つの理由

スキャルピングとは、数pips~数十pipsの小さな利益を積み重ねる取引手法ですが、「10pips」という具体的な数値を目指すとよい理由として、以下の3点を挙げられます。

  • 何度もトレードのチャンスが訪れる
  • メンタル面での負担が少なく利益も期待できる
  • 手数料負けを防げる

何度もトレードのチャンスが訪れる

数分で10pips価格が変動することは珍しくないので、10pipsを目標とすることで1日の中で何度もトレードのチャンスが訪れます。

実際に2025年1月~2025年2月における通貨ペアの価格変動幅は、ドル円で1日約70pips~300pips、ユーロドルで1日約40pips~170pipsとなっています。

したがって、このような変動幅の中で10pipsを狙う場合、1日の中で複数回のエントリーチャンスが発生することになります。

毎日10pipsという数値は、トレードにあまり時間を割くことができない人でも現実的に狙える目標なのです。

メンタル面での負担が少なく利益も期待できる

10pipsという利益目標はメンタル面での負担を最小限に抑えつつ、安定した利益を期待できます。

50pipsや100pipsを目指すデイトレードでは、時には長時間チャートに張り付く必要があります。

一方で10pipsを目指すスキャルピングは短時間で決済を完了できるため、相場の上下に一喜一憂することが少なくストレスがかかりにくいです。

その上、10pipsは一見すると小さな値幅に思えますが、取引条件によっては十分な利益を確保できるのです。

以下は証拠金別に10pipsで得られる利益を表にまとめたものです。

証拠金取引ロット10pipsの利益
10万円0.16ロット1,600円
50万円0.8ロット8,000円
100万円1.6ロット1万6,000円
200万円3.2ロット3万2,000円

※1ドル=150円、レバレッジ25倍、1ロット=10万通貨で計算

手数料負けを防げる

スプレッドのような取引手数料が積み重なって利益を圧迫してしまう点が、何度も細かな利益を積み重ねるスキャルピングの大きなデメリットの一つです。

しかし10pipsというある程度大きな利益を目標にすることで、手数料負けを防ぐことができます。

例えば、ドル円(USD/JPY)のスプレッドが片道0.2pipsの場合、5pipsの利幅を狙うと利益の約10%(5pips ÷ 0.4pips)が手数料として差し引かれます。

そこで10pipsを利益目標とすると、利益に対する手数料の割合が約2.5%(10pips ÷ 0.4pips)となり、より多くの利益を残せるようになるので収益が安定します。

Fintokeiのスプレッドについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiのスプレッドは広すぎ?取引手数料や評判を含め実態を徹底調査

10pipsを狙うスキャルピングをするための前準備

スキャルピングで安定して10pipsの利益を目指す前に、以下の準備を進めておきましょう。

  • 目標利益から必要な証拠金を計算する
  • スキャルピング向きの取引銘柄を選ぶ
  • トレードをする時間帯を決める
  • エントリーをする時間足を決める
  • 利益確定と損切りのルールを決める

目標利益から必要な証拠金を計算する

まずは、スキャルピングで10pipsを狙うために必要となる資金を目標利益から逆算して、用意しましょう。

1トレードの目標利益別にどれくらいの資金が必要となるのか、以下の表でまとめました。

1トレードの目標利益必要資金
2,000円10万円
5,000円25万円
1万円50万円
2万円100万円
4万円200万円

※1ドル=150円、レバレッジ25倍で計算

Fintokeiのチャレンジプランでは、2万1,800円で200万円の仮想資金をデモ環境で運用できるプランが用意されています。

1トレードで4万円の利益を狙いたいものの200万円の資金はなかなか用意できない方は、Fintokeiのサービスを活用してみるとよいでしょう。

Fintokeiのプランについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiの全チャレンジプランを徹底比較

スキャルピング向きの取引銘柄を選ぶ

ボラティリティ(値動きの幅)が十分にあり、かつスプレッドが狭い銘柄が10pipsを狙うスキャルピングに向いています。

まずスキャルピングに取り組みたいというトレーダーにおすすめの銘柄は、以下の通りです。

  • USD/JPY
  • EUR/USD
  • GBP/JPY
  • GBP/USD

上記のいわゆるメジャー通貨ペアは、スプレッドが狭く、安定した値動きが期待できるため最適です。

一方でEUR/GBPやAUD/NZDなどのいわゆる合成通貨ペアは、ボラティリティが小さく、スプレッドが大きいのでスキャルピングにはあまり適していません。

トレードをする時間帯を決める

取引を行う時間帯も重要な要素です。

流動性が低い時間帯では値動きが乏しく、目標である10pipsに達するまでに時間がかかるだけでなく、スプレッドが広がることもあります。

一方で、以下のような流動性が高く活発な値動きが見られる時間帯(日本時間)を狙えば、短時間で目標達成が可能になるのです。

  • 8:00~10:00:東京市場の始まり~仲値発表
  • 17:00~19:00:ロンドン市場の始まり
  • 21:00~1:00:ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯

エントリーをする時間足を決める

10pipsを狙うスキャルピングでは、1分足または5分足でエントリーをするとよいでしょう。

スキャルピングでは、わずかな値動きが勝敗を左右するため、リアルタイムの値動きを細かく観察できる1分足は非常に役立ちます。

しかし1分足では、ダマシが頻繁に発生したり、高い集中力と迅速な判断が求められたりするので、初めのうちは5分足をメインに取引をすることがおすすめです。

1分足と5分足のどっちがいいのかについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

1分足と5分足はどっちがスキャルピング向き?違いや選び方を解説!

利益確定と損切りのルールを決める

感情に左右されず、機械的に取引をして長期的に利益を積み上げるためにもトレードルールを明確に決めておきましょう。

事前に決めておきたいトレードルールの例は、以下の通りです。

項目内容例
利確10pips
損切り5~7pips
リスクリワード比1:2以上が理想
トレード時間1回あたり1~5分が目安

特に、10pipsの利益を残すために守るべき損切りの値幅はしっかりと決めておきましょう。

損切りの目安の決め方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
Fintokeiの損切り目安は何パーセント?損切りルールの決め方やコツ、タイミングも解説!

短時間で10pipsを狙えるスキャルピング手法3選

10pipsの利益幅を狙うために役立つ具体的なスキャルピング手法として、以下の3つを解説します。

  • ブレイクアウト戦略
  • ボリンジャーバンドの逆張り戦略
  • 移動平均線の順張り戦略

手法①:ブレイクアウト戦略

相場の重要な高値や安値を価格が突破したタイミングでエントリーする手法です。

特に、ロンドン市場やニューヨーク市場の取引開始直後はブレイクアウトが発生しやすく、10pipsを狙うには絶好のチャンスとなります。

直近の高値・安値に水平線を引き、ラインを明確にブレイクしたらエントリーします。

その際、5分足や15分足チャートのトレンド方向にブレイクしているのかも確認しておきましょう。

利益確定は+10pips、損切りは-5pips程度が目安です。

手法②:ボリンジャーバンドの逆張り戦略

ボリンジャーバンドのバンド内に価格が収まりやすいという特徴活用した逆張り戦略は、特にレンジ相場で有効です。

手法はシンプルで、ボリンジャーバンドの+2σ(上限)または-2σ(下限)にタッチして反発したことを確認してから逆張りエントリーをします。

なお利益確定はセンターバンドとなるので、上下バンドからセンターバンドまで10pipsの値幅があるかも確認しておきましょう。

さらにオシレーター系インジケーターと組み合わせて、同様の売買シグナルを発していればエントリーの根拠が明確で勝率も高まります。

ボリンジャーバンドの逆張り手法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

ボリンジャーバンドを使った逆張り手法を紹介!逆張りが使える状況も解説!

手法③:移動平均線の順張り戦略

移動平均線を使った順張り手法は、トレンド相場で有効です。

まず移動平均線と価格がクロスして、一方向へ突破するとトレンド転換だと判断します。その後、移動平均線の反発で順張りエントリーをします。

例えば価格が移動平均線を下に突破したら下落トレンド発生だと判断し、移動平均線で価格が反発したことを確認して売りエントリーをします。

上記の場合、損切りは移動平均線を上回ったタイミングとなります。

スキャルピングで10pipsの利益を狙うためのコツ

スキャルピングでさらに精度高く10pipsの利益を狙ったり、利益を安定させたりするためには、以下4つのコツも意識して取り組みましょう。

  • 上位の時間足で相場全体の流れを確認する
  • ポジポジ病になりすぎない
  • 損切りの判断を先延ばしにしない
  • 相場状況によっては利益をさらに伸ばす

上位の時間足で相場全体の流れを確認する

10pipsを狙うスキャルピングでは1分足や5分足のような短期足をメインに取引を行いますが、上位時間足を活用して相場全体の流れを把握することが重要です。

例えば、1時間足で上昇トレンドが確認できる場合、その方向に沿って1分足や5分足でロングエントリーを狙うだけでも勝率が格段に向上します。

一方で上位足がレンジ相場を示しているときは、短期足でのブレイクアウトはダマしに終わることが多いため慎重に取引する必要があります。

目安としては、エントリーをする時間足の2つ上の時間足を確認しておくとよいでしょう。

ポジポジ病になりすぎない

スキャルピングは取引チャンスが多いので、「利益を逃したくない」という焦りなどから取引をしすぎてしまう「ポジポジ病」に陥る人が多くいます。

ポジポジ病は取引の質を低下させる大きな原因となるので注意が必要です。

取引チャンスが多く見えても、自身が確立した取引手法で10pipsが狙える場面はそれほど多くないので、必ずトレードルールに一致する場面でのみ取引をするようにしましょう。

ポジポジ病の対策については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

トレーダーが陥りがちなポジポジ病の原因や対策を解説

損切りの判断を先延ばしにしない

損切りを先延ばしにすると瞬く間に積み上げた利益が消えてしまう可能性があるので、損切りを迅速に実行することが重要です。

損切りを先延ばしにしてしまう心理的要因には、損失を認めたくない感情や損失を取り戻そうとする焦りが挙げられます。

このような状況を防ぐためには、事前に明確な損切りルールを設定し、徹底的に守ることが重要です。

スキャルピングにおける損切りの目安については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Fintokeiにおけるスキャルピングの損切り幅は何pips?1トレードの目安や損切り貧乏の解決策も解説!

相場状況によっては利益をさらに伸ばす

特に強いトレンド相場では、利益をさらに伸ばす選択肢を持つことも重要です。

例えば、経済指標発表直後などのボラティリティが高い場面では、一方向に勢いよく相場が動くことがあり、短時間で20pipsや30pipsの利益を狙うことができます。

このように相場状況に合わせて利益を伸ばす練習もしておくことで、デイトレードやスイングトレードなど他の取引手法へも取り組みやすくなります。

利益を伸ばすことが苦手だという場合は、10pipsに達した時点でポジションの50%を決済し、残りのポジションをトレールストップするなど分割決済も活用してみてください。

まとめ

この記事では、10pipsを目標とするスキャルピングのメリットや、具体的な手法、そして取り組む際のコツなどを詳しく解説しました。

10pipsは1回の取引で無理なく狙える現実的な目標であり、手数料負けを防ぎつつ安定した利益を確保できる点が大きなメリットです。

また、エントリーポイントの見極め方や、損切りと利確のルールを明確にすることで、メンタル負担を軽減しながら安定した勝ちを目指すことが可能です。

これからスキャルピングに取り組みたいという方はFintokeiの取引環境で取引スキルを磨きつつ、プロトレーダーへの一歩を踏み出してみてください。

※Fintokeiでは、15秒未満に注文と決済を行うティック・スキャルピング(Tick Scalping)は禁止されています。また累計取引高の10%を超えるロット数にて、「ティック・スキャルピング」の定義に該当する取引を行うことも禁止されています。禁止行為を繰り返すと口座が閉鎖されるので、注意してください。

Fintokeiで禁止されているティック・スキャルピングについては、こちらを参考にしてください。

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