トレンドラインの正しい引き方とは?6つのコツやヒゲとローソク足の悩みも解決
トレンドラインを引いてみてもすぐにブレイクしてしまう、水平線よりもサポレジとして機能しづらいので意味がないのではないかなど感じたことはありませんか?
トレンドラインがテクニカル分析で機能しにくい理由は、引き方に問題がある可能性があります。
「どこを起点にトレンドラインを引いたらよいのか?」
「ヒゲかローソク足の実体どちらを基準にするべきか?」
トレンドラインの引き方に関しては、上記のようにさまざまな疑問を持つ方も多いことでしょう。
結論、トレンドラインを正しく引くためには6つのコツがあります。
この記事では、トレンドラインの正しい引き方や活用方法について以下の7項目で詳しく解説します。
- トレンドラインとは?
- トレンドラインの基本的な引き方
- トレンドラインの正しい引き方
- Fintokeiにおけるトレンドラインの活用方法
- トレンドラインを引く際の注意点
- トレンドラインを使ってFintokeiに挑戦する
- まとめ
トレンドラインとは?
トレンドラインとは、トレンドの方向性を視覚化するためにチャート上に引くラインのことです。
上昇トレンドでは右肩上がりに、下落トレンドでは右肩下がりに斜めのラインを引くことで、どのようなトレンドが発生しているのか、またはレンジ相場なのか分かりやすくなります。
またトレンドラインは、サポートラインやレジスタンスラインとして機能するためエントリーポイントや損切りポイントを設定するためにも役立ちます。
たとえば、上昇トレンド中、価格がトレンドラインにタッチして反発する場合、買いのエントリーポイントとして利用できます。
トレンドラインの基本的な引き方
目立った高値や安値をトレンド方向に結んで引くのが、トレンドラインの基本的な引き方です。
たとえば上昇トレンドに対しては目立った安値同士を結び、価格がそのラインを基準に上昇していることを確認します。
一方で下降トレンドに対しては目立った高値同士を結び、価格がそのラインを基準に下降しているかどうかを確認します。
上昇トレンドでは安値、下落トレンドでは高値を結ぶ理由
上昇トレンドでは安値、下落トレンドでは高値を結ぶ理由は、トレンドの定義を理解すれば明らかになります。
たとえば、上昇トレンドの定義とは安値と高値が切り上がることです。したがって、高値を結んだトレンドラインでもトレンド自体は確認することができます。
しかし上昇トレンド中は押し目買いをしてなるべく安値でエントリーをするのが取引を有利に進めるために必要です。
したがって、安値同士を結ぶことで価格のサポートラインを視覚化して、エントリータイミングを見つけることが最優先なのです。
トレンドラインの正しい引き方
引いたトレンドラインがすぐにブレイクしたり、サポレジとして機能しなかったりと、トレンドラインを引いてみたものの意味がないと感じている方もいるのではないでしょうか?
トレンドラインがテクニカル分析で機能しにくい理由は、引き方に問題がある可能性があります。
トレンドラインの正しく引くためには、基本的な引き方を覚えた上で以下6つのコツを意識するようにしましょう。
- 反発回数は3回~4回がベスト
- 起点は目立った高安値またはトレンドの始まり
- ヒゲかローソク足どちらで引くか迷ったら見た目を基準にする
- ダウ理論のトレンドの定義を意識する
- 上位足から下位足にかけて順に引く
- トレンドラインの角度にも注目する
反発回数は3回~4回がベスト
反発回数は3回~4回を目安にトレンドラインを引きましょう。
トレンドラインの反発回数は、そのラインが市場参加者にとって重要なポイントとして認識されているかを確認するための指標になります。
反発が1~2回程度では、信頼性が低く、トレンドラインとして機能しない可能性が高いです。
一方、トレンドラインは永遠に機能し続けるわけではないので反発回数が5回以上と増えると、ブレイクする可能性が増します。
起点は目立った高安値またはトレンドの始まり
トレンドラインを正しく引くためには、目立った高安値またはトレンドの始まりを起点にするようにしましょう。
目立った高安値は多くのトレーダーが注目するため、相場の重要な節目を示しています。
さらにトレンドラインはトレンドの状況を確認することが第一目的なので、いつトレンドが始まったのかを意識して引くことも重要なのです。
ヒゲかローソク足どちらで引くか迷ったら見た目を基準にする
トレンドラインを引く際、ヒゲを基準にするかローソク足の実体を基準にするか迷ったら、綺麗に引けるかどうかを基準にしましょう。
ヒゲかローソク足どちらで引くべきかに正解はありません。
ただしサポレジとして機能するトレンドラインを引くためには、多くのトレーダーに意識されているか、つまり綺麗に反発しているかどうかの方が重要です。
したがってヒゲかローソク足かにはあまりこだわらず、反発回数に注目することが重要です。
どちらで引くか迷ったらどちらも引いておき、ゾーンとして捉えることも有効です。
ダウ理論のトレンドの定義を意識する
トレンドラインを引く際は、ダウ理論で定義されているトレンド相場が発生しているか確認することが重要です。
そもそもトレンドラインは、トレンド相場でこそ機能します。したがって、レンジ相場ではトレンドラインを引くよりも水平ラインで引いた方が正しい可能性が高いのです。
ダウ理論におけるトレンドの定義を改めて認識して、トレンドラインを引くようにしましょう。
- 上昇トレンド:安値と高値がともに切り上がっている
- 下落トレンド:安値と高値がともに切り下がっている
上位足から下位足にかけて順に引く
トレンドラインは、長期の時間足(上位足)から引き始めることで、相場の反発ポイントをより正確に捉えられるようになります。
長期足で引いたトレンドラインはより多くのトレーダーに意識されるため、価格がそのラインで反発する確率が高くなります。
たとえば、日足で引いたラインは、1時間足や15分足で取引するトレーダーにも意識されていると考えると分かりやすいでしょう。
目安としては、エントリー足の2~3つ上の時間足でトレンドラインを引いておき、エントリー足で詳細なラインを引いて調整するようにしましょう。
トレンドラインの角度にも注目する
トレンドラインの角度からは、トレンドの強弱を読み取ることができます。
トレンドが強くなるほど角度も急になるのですが、急なトレンドは長く続くことはないので急角度のトレンドラインはブレイクされやすいです。
一方で、緩やかな角度のトレンドラインは長期的に機能しやすい傾向にあります。
したがって、トレンドラインの角度によって機能する期間が異なることを意識して、使い分けることが重要です。
Fintokeiにおけるトレンドラインの活用方法
Fintokeiにおけるトレンドラインの活用方法として、以下の3つを解説します。
- エントリーポイントや損切りラインとして使う
- ラインのブレイクでトレンド転換を見極める
- チャネルラインを引いて利益確定の目安にする
エントリーポイントや損切りラインとして使う
トレンドラインは、エントリーポイントを見つけたり、損切りラインを設定したりする際に使います。
たとえば、上昇トレンド中に価格がトレンドラインにタッチして反発したタイミングが買いエントリーのセオリーです。
トレンドラインに接したタイミングで買う方法もありますが、反発を確認してからエントリーをするほうが長期的にみてトレード成績が安定しやすいです。
そして、反発したトレンドラインを下回った位置に損切りポイントを設定することで、リスクを限定します。
ラインのブレイクでトレンド転換を見極める
トレンドラインをブレイクしたタイミングは、トレンド転換を表します。
たとえば、以下のチャートでは下落のトレンドラインを上にブレイク後、上昇トレンド発生の契機となっています。
また水平ラインと同様、ブレイク後トレンドラインのサポレジが綺麗に転換するケースも多々あります。
トレンドラインをブレイクした後は、トレンドラインを目安に押し目や戻りを捉えてエントリーするとより有利な価格で取引ができるようになります。
チャネルラインを引いて利益確定の目安にする
トレンドラインを活用してエントリーをした後は、同じ角度のトレンドラインを上値や下値に引いて、チャネルラインを作ることで利益確定の目安にすることもできます。
また同じ角度のトレンドラインは、チャネル内であれば他の位置でも機能するケースがあります。
大きなトレンドラインまで戻り高値や押し安値が期待できない場合や、短期トレードのエントリーポイントを探している場合などに活用してみてください。
トレンドラインを引く際の注意点
トレンドラインを引く際は、以下の2点に注意するようにしましょう。
- だましが発生することもある
- ラインをたくさん引きすぎない
だましが発生することもある
トレンドラインで反発したものの価格が伸びなかったり、ブレイクしたものの元のライン付近に価格が戻ってきたりとだましが発生することがあります。
主要なトレンドライン以外にも、補助的なラインを複数本引いたり、インジケーターや水平線などの他のテクニカル指標を組み合わせたりすることが対策方法として挙げられます。
ただしどれだけ対策をしてもだましを100%避けられるわけではないので、エントリー時には必ず損切りポイントを設定しておくようにしましょう。
ラインをたくさん引きすぎない
トレンドラインは多く引きすぎるとチャートが煩雑になり、どのラインを重視すべきか判断が難しくなります。
したがって、トレンドラインを引くにしても数本以内にしておきましょう。
また反発回数や目立つ高値・安値を基準にするなど、正しい引き方をすればテクニカル分析で機能しやすいトレンドラインを何本も引けることは稀です。
何本も引けた場合は、そのラインは正しく引けているのかを見直してみることも重要です。
トレンドラインを使ってFintokeiに挑戦する
Fintokeiとは、個人トレーダーがプロトレーダーに挑戦する場を提供しているプロップファームです。
Fintokeiでは、デモ環境を使って仮想資金を運用していき、損失率を抑えつつ、一定以上の利益率を達成することでプロトレーダーになることができます。
Fintokei公認のプロトレーダーになると、デモ口座における取引利益額をもとにデータ提供料として報酬がトレーダーへ支払われます。
初期の取引資金や価格が異なる豊富なプランがFintokeiでは用意されており、最低1万円台からプロトレーダーへの挑戦を始められるのです。
今回紹介したサポレジを活用した取引手法は、Fintokei公認のプロトレーダーになるために役立つでしょう。
また、動画の学習コンテンツが用意されていたり、ブログでトレードの基礎知識が学べたりとトレーダーへの教育に力を入れている点もFintokeiの強みです。
無料トライアルも実施していますので、ぜひFintokeiにご参加ください。
Fintokeiについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
≫プロップファームFintokeiとは?おすすめする理由や始め方を紹介!
まとめ
この記事では、トレンドラインの引き方の基礎から正しく引くためのコツ、Fintokeiでの活用方法まで詳細に解説しました。
トレンドラインを正しく引くことで、相場の方向性を視覚的に把握しやすくなり、エントリーポイントや損切りポイントを的確に設定できるようになります。
この記事で紹介した反発回数や目立つ高値・安値を基準にする方法、上位足から順にラインを引く手法などを活用すれば、トレードの精度を大幅に向上させられるでしょう。
また、トレンドラインを活用する際には、だましへの対策やトレンドラインの角度の管理といった注意点も重要です。
ぜひFintokeiの無料トライアルやプランを活用して、トレンドラインの引き方を練習してみてください。