ポジポジ病の治し方/克服方法について解説
「トレードルールにないところで、ポジションを持ってしまう」
「ポジションを持ってないと不安でしょうがない」
トレードを行っている中で、以上のような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
それはいわゆる「ポジポジ病」と言われているトレーダーが陥りがちな心理状態の1つです。
この記事では、ポジポジ病の克服方法について解説していきます。
- ポジポジ病の原因は?
- ポジポジ病の治し方/克服方法
ポジポジ病の原因は?
ポジポジ病になってしまう原因は4つあります。
- トレードルールが決まっていないから
- 連敗していて、焦ってしまうから
- 早く利益を出したいと思っているから
- 自分のトレード技術を過信しているから
ポジポジ病の原因については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
この中でも、特に「トレードルールが決まっていないから」は最もポジポジ病の原因になり得ます。
トレードルールの決まっていないトレーダーは、目の前で発生している値動きがすべてチャンスに見えてしまい、無謀なエントリーを行ってしまいます。
仮にエントリーがうまくいったとしても、決済戦略が無いままでは、結局利益を出せずにトレードを終えてしまうことも多いでしょう。
また、トレード全体での戦略もないため、リスク管理がおろそかになり、早期に相場の世界から退場することになりかねません。
ポジポジ病の治し方/克服方法
では、ポジポジ病の治し方/克服方法は存在するのでしょうか。
ここではポジポジ病を治すためにできる5つの施策を紹介します。
- トレードに充てる時間を少なくする
- トレードを休む
- トレード用口座から出金する
- トレード日記を見直して原因を探る
- 長期足でのトレードに切り替える
トレードに充てる時間を少なくする
トレードに充てる時間を少なくすることで、ポジポジ病を改善することができます。
トレードではエントリーの条件がそろわなければ、しばらく暇な時間が続き、待つ以外にやることがない状態になります。
そんな時に、トレード以外にやることがない人であれば、ひたすらチャートを見つめてしまい、トレードできないことに焦りを感じてしまうでしょう。
一方で、トレード以外にもやることがある人であれば、トレード機会のない時期には、全く別の作業に没頭できる上に、無駄なポジションを取ってしまうこともなくなるでしょう。
以上のことから、トレードを行う際は、トレードの他に並行してできる作業を見つけておくとよいでしょう。
トレードを休む
ポジポジ病に陥っている間は、冷静な判断を下すことができないので、トレードをすればするほど無駄に資金を減らしてしまいます。
したがって、一度トレードのことを忘れて、しばらくの間トレードとは距離を置くこともオススメです。
トレードを休むことによって、冷静になることができる上に、トレードの改善策が見えてくるかもしれません。
また、トレードの効率性という観点からも、トレードを休むことはオススメです。
どんなに優れたトレード手法であっても、相場との相性が悪い時期は存在します。
多くの成功したトレーダーは、トレード手法と相場の相性が悪い時期には、あえてトレードを休むことによって、利益率を維持しているのです。
≫トレーダーのためのタイムマネジメント戦略、集中力と生産性を高める方法
トレード用口座から資金を出金する
どうしてもトレードしたくなってしまう場合は、トレード用口座からすべての資金を出金してしまうことをオススメします。
トレードしたいという欲求は、口座資金が手元にあることが原因です。
口座資金が0であれば、そもそもトレードを行うことができないので、ポジポジ病にあらがう必要もなくなります。
またトレードでは出金することで、初めて利益を実感することができるものなので、安心感を得ることもできるでしょう。
トレード日記を見直して原因を探る
ポジポジ病の根本的な原因を探るために、トレード日記を見直してみるとよいでしょう。
トレード日記とは、トレードのたびに
- トレード日時
- トレード通貨ペア
- トレードの根拠
- 決済の根拠
- トレード中の心理状態
- トレードの反省
以上のような項目を書き留めておいたものです。
トレード日記を見直すことで、どのようなトレードでメンタル状態が悪くなっているのかをデータとして把握することができます。
トレード日記で記した内容は自分自身を分析するための貴重な資料なので、必ず取っておくようにしましょう。
長期足でのトレードに切り替える
1分足や5分足といった短期足でトレードを行っていてポジポジ病になってしまっている人は、長期足でのトレードに切り替えてみてください。
ローソク足の形成スピードの速い短期足では、エントリーチャンスが何回も訪れます。
しかし、その分負けトレードになる回数も多くなるので、ポジポジ病を発症しやすいです。
長期足でのトレードに切り替えることで、エントリーチャンスを減らすことができ、その分各トレードに対して様々な準備を整えることができます。
各トレードでしっかりと準備ができていれば、トレードのミスや心理的な負担を減らすことができます。
ポジポジ病の対策は?
ここまでポジポジ病の治し方について解説してきましたが、そもそもポジポジ病にならないように対策しておくも大切です。
ポジポジ病の対策は以下の4つです。
- 自分のトレードルールを確立する
- チャートに張り付かないようにする
- トレード日記を書く
- トレードの管理を外部に依頼する
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Fintokeiはポジポジ病に悩んでいるトレーダーにもおすすめのサービスとなっております。
弊社でトレードしていただく場合には、以下のようなリスク管理を徹底して行っていただいております。
- 評価プロセスの各ステップにて、1日の許容損失率が5%
- 評価プロセスの各ステップにて、トレード全体の許容損失率が10%
- 経済指標発表の前後2分間のトレード禁止
以上のリスク管理は、長期的にトレーダーとして成長していくためには、必ず心得ておくべきことです。
Fintokeiのプログラムに参加することで、トレーダーの素養となるリスク管理を学ぶことができるので、ポジポジ病を未然に防ぐことができます。
ぜひ参加してみてください。
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まとめ
この記事ではポジポジ病の治し方/克服方法について解説してきました。
本記事の要点は以下の3つです。
- ポジポジ病を治すために、口座から資金を出金するなどして一度トレードから離れることがオススメ
- トレード頻度を少なくすることでポジポジ病の症状を和らげることができる
- トレード日記を分析してポジポジ病の原因を探ろう