【厳選】トレードのメンタル管理に関するオススメの本6選!

トレードに関する本は世の中に数多く存在しますが、中には内容の粗末なものや、誤った知識を教えているものがあります。

一方で良書に巡り合うことができれば、自らのトレーダーとしてのスキルや考えかたを大きく一新することができます。

この記事では、現役のトレーダーでもあり、トレード関連の記事を多く執筆してきた本記事の筆者が、実際に愛読しているトレード本を6つ紹介していきます。

今回はメンタル管理に関するトレード本を中心に紹介していきますので、ぜひご覧ください。

  • デイトレード
  • ゾーン「勝つ」相場心理学
  • トレーディングエッジ入門
  • 不確実性超入門
  • ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得
  • マーケットの魔術師 システムトレーダー編

デイトレード

もしあなたがトレード初心者で、相場の仕組みやトレードそのものについて学びたいのであれば、この本がオススメです。

本書では

「この手法を使ったら勝てる!」

「このインジケーターが使える!」

以上のように、具体的なトレード手法が解説されているわけではありません。

ただしより重要な、トレーダーとしてどのように成長していけばよいのか、相場をどのように捉えるべきなのかなど、本質的な話を順を追って丁寧に説明してくれているのが本書です。

本書の第1章では、いきなり以下のような記述がされています。

トレーダーとして成功するためには、いくつかのトレーディング手法に習熟するだけでよいというのが、私の長年の信条である。

本書では、トレード手法ではなく「精神の在り方」こそが、トレーダーとして成功をつかむために必要だというスタンスを貫いています。

気になった方はぜひ読んでみてください。

ゾーン「勝つ」相場心理学

もしあなたが、トレードに対して強いストレスを感じてしまい、めちゃくちゃなトレードばかりしてしまうといった悩みを抱えている場合、この本がオススメです。

【メンタル管理】ストレスなくトレードを行う方法は?

本書ほど、トレーダーの心理状態を緻密かつ徹底的に分析した本はないのではないでしょうか。

本書では、トレーダーがポジションを抱えるときに抱く恐怖心を、犬に嚙まれた経験のある少年に例えて解説しています。

皆さんもの中にも、過去に犬に嚙まれたことが原因で、目の前にいる犬に対しても恐怖心がある方がいるのではないでしょうか。

しかし、あなたの目の前にいる「犬」は、あなたのことを噛んだ「犬」ではありません。では、なぜ怖がるのでしょうか。

トレードで一度でも痛い目をみたトレーダーは、次のトレードでも同じような恐怖を感じてしまいます。

しかし、今目の前にあるチャートと、過去に痛い目を見たチャートは全く別物です。では、なぜ同じように恐怖する必要があるのでしょうか

本書では、以上のようにトレーダーの深層心理に迫り、トレーダーが持つべき心理状態について追究していきます。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

トレードにおけるメンタルコントロールの重要性やメンタル管理法を解説

トレーディングエッジ入門

もしあなたが、メンタル管理を実践しているにもかかわらず、トレードが改善されないと悩んでいる場合は、この本をオススメします。

トレードにおいて優位性(エッジ)の重要性はいたるところで発言されていますが、どれだけのトレーダーが優位性(エッジ)の正体について正しく理解しているでしょうか。

本書では、優位性(エッジ)に関する深い考察がされた後、「PPサイクル」という非常に興味深い理論が提唱されています。

PPサイクルとは、トレード手法には一定のサイクルに基づいて、「稼げる時期」と「稼げない時期」が存在するとしたものです。

PPサイクルを理解することで、稼げない時期に無駄なトレードを行わないで済むので、資金管理/メンタル管理の両方に良い影響をもたらすことができます。

より詳しく知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

【重要】トレード手法を過去検証する方法をポイントと共に解説

不確実性超入門

もしあなたが、トレードの予測がことごとく外れて、相場に対する不信感や疑念が深まっているのであれば、この本をオススメします。

本書は、相場がどれだけ「予測不可能」なことに満ち溢れているか、その予測不可能性に対して働く人間の心理バイアスについて解説しています。

私たちの身の回りには、決して予測することのできない「ランダム性」に満ち溢れています。

例えば、サイコロに関していえば、各面が出る確率はそれぞれ6分の1ずつです。

しかし、

「次は3が出る、その次は5が出る、その次は2が出る、その次は3が出る…」

以上のように、サイコロを振るたびに出る目の数を、あらかじめ知ることはできません。

このように、事前に確率が分かったとしても、正確な結果を前もって知ることができないことが、ランダムの基本的な性質なのです。

相場もまた、「ランダム性」に起因した不確実性により構成されているにもかかわらず、多くのトレーダーは相場のすべてを予測しようとしてしまいます。

本書を読めば、トレードにおいて「予測」することがどれだけ無意味なことであるかを理解することができるので、ぜひ読んでみてください。

トレードで成功する秘訣はトレードルールを守ること|それでも守れない原因は?

ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得

トレード関連本を読みたいけど、難しい内容は少しニガテ、そもそも本がニガテ、という方はこの本をオススメします。

本書はストーリー形式で展開されており、トレードに多くの悩みを抱える「駆け出しのトレーダー」が「ベテラントレーダー」に対して、トレードにおけるリアルな悩みを相談していく形で進んでいきます。

ストーリー形式であるためとても読み進めやすいのにもかかわらず、内容はかなり濃く、多くのトレーダーが実際に抱えているメンタルの問題に対して、ベテラントレーダーが深く切り込んでいくのが印象的です。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

マーケットの魔術師 システムトレーダー編

もしあなたが、メカニカルトレードを本格的に勉強したいのであれば、この本がオススメです。

メカニカルトレードとは、検証によってトレード手法を開発し、そのトレード手法を機械的に使っていくトレードスタイルのことで、裁量トレードの対義語にあたります。

メカニカルトレードでは、トレード手法を作ってしまいさえすれば、あとはひたすら運用するだけなので、トレードごとのメンタル管理が不要になります。

それゆえ、多くの成功したトレーダーが、メカニカルトレードの実践を推奨しています。

本書では、メカニカルトレーダーとして成功した14人のトレーダーがインタビューに答える形で、メカニカルトレードに対する考え方や、具体的な実践方法について自身の経験を踏まえながら解説しています。

実際に成功したトレーダーの実体験を聞いておくことで、トレーダーとして成功するための道筋を描きやすくなります。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

トレード手法の作り方は?検証を行う上での注意点も徹底解説

まとめ

ここまでトレードのメンタル管理に関するオススメの本を紹介してきました。

数多くあるトレード本を片っ端から読み漁るよりも、良書数冊を何度も読み直した方が、質の高い情報をインプットすることができます。

今回紹介した本は間違いなくすべて良書なので、ぜひ何度も読み返してみてください。

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